私たち家族と同じ立場にある方々、おられると思います。


本来であれば、今頃は「中国滞在6ヶ月・駐在妻の日記音譜」的な

ブログをつづっていたかもしれない。

でも、ご存知のように本ブログはそのようなものではありません・・・


1年半ほど前に、主人の中国行きが決定となりました。

ついにきたか、と戦闘モードに突入したわけですが、

急遽決定だったので主人は引越し準備だけとっとと終えて

気がつけば中国赴任の身となり、

私は当時仕事を持っていましたので、帯同までの半年間、

ワーキングシングルマザーとして乗り切ることに必死でした。

退職もあるので、勤務先に迷惑かけないように

引継ぎもきちんとこなしたと思います。

(勤務先の皆さんには、本当に良くしてもらいました)


しかし・・・帯同予定3ヶ月間に会社の「帯同無期延期」の決定ドクロ

なんでやねん、なんとかならんの??とヒステリックになっていたら、

急性胃腸炎、治ったと思ったら憩室炎・・・私のおなかもヒステリックに

なっていました。


精神的にも糸が切れた凧のごとく、

「今さら退職なしですなんて言えない・・・もう母子家庭生活もいやだ・・・ガーン

と追い詰められ、逃げるかのように本宅を飛び出して

息子とともに実家へ身を寄せました・・・そして現在に至ります。


海外赴任者家族帯同禁止令については、決定した当時はネットでも取り上げられていました。

主に、家族を連れる予定だった赴任者のメンタル面を懸念する内容だったように記憶しています。

実際、うちの主人も仕事の多忙さと異文化での単独生活ということもあって

ストレスから再喫煙がはじまり、寂しさからバーにくりだすこともあったようです。

(再喫煙とホステスからの「店来て」コールに気づいた時点でお灸をすえ、

 しっかりせんかいと喝を入れてます。もうないはず・・・多分かお


現在では、大分、私も主人も落ち着いてきていると思いますが、

相変わらず多少なりともやるせない気持ちは残っています。

主人の帰任するまでこの不本意さは残っていくのでしょう。


一方で私自身も、実家での逃避生活に終止符をうって、

本宅に戻って家を守らねばならんと、最近そう思うようになってきました。

春の幼稚園入園もあることだし、

京都-神戸-中国の3ヶ所気の向くまま漂流生活もいい加減にして

本来あるべき生活へ戻る準備をするべきなのでしょう。