テーマ通り、私の初めてのお産は
苦労安産
でした。
これは、先生がそう言っていたのであります。
先生曰く、『初産で低身長でこんなに大きな赤ちゃん』だったと言うことで『自慢できるよ~』
と言ってもらったので、私頑張ったんだ良く頑張った
と自分を褒めました
そんな苦労安産の様子はこんな感じでした
陣痛がピークの時、怒りに似た感情が芽生え手すりをおもっきりゆさゆさした私。
先生到着した瞬間、そんな痛みもなかったかのように一気に冷静になった私。
※隣で立ち会った夫が『痛くないの??』と。気絶したと思ったほど、シレッとしてたそうな。
確かに、それまで悶え苦しんでいたはずが、安心感でいっぱいになったのを覚えてます。
先生『さぁ、ここからは息み上手かどうかで時間が変わるからね。』
※絶対上手に息もうと気合が入りました
痛いはずの陣痛も忘れ、冷静に息み方の説明を聞きいざ出産へ
私『来ました』※陣痛が
先生『きた? じゃ~大きく息を吸って~ いったん吐いて~ 又大きく息を吸って~ 止めて』
※息み中
先生『そうそう、始めから上手に息めてるからね~』
※私、益々気合入りました
※しばらく、このやり取りが続く中・・・・
先生『これは、赤ちゃんが結構大きいぞ。』
※どうやら想定外の大きさに、見合わぬ産道であることが発覚。
先生『このままだと、赤ちゃんが苦しい思いを長くすることになるから切るね。後お腹押してお手伝いしてもらおう。』
※正直な感想、下に降りてきてる感覚なんて一切なく、ちょっとへこたれそうになっていた私。‘赤ちゃんが苦しい’と聞いて、何でもしてくださいって思いました。
先生『次の息みで頭出るからね~』
※やっとそこまで来てるんだと、もうすぐなんだと息を吹き返した私
先生『はい、今頭半分出たからね。今ちょっと苦しいけど、次の1っ回で産まれるよ。』
※本当に苦しかったし、こんな中途半端な状態が複雑な感じでしたでも、頭半分触らせてもらって本当にすぐそこまで来てるんだって感動しつつ、後1っ回の踏ん張りだと最高潮に達しました
先生『・・・もうちょっと頑張って~ はい、今頭出たよ~』
※この瞬間ピリッと感じた私。「あっ、裂けた」と思いました。
そして・・・
先生『おお~ 大きい子出てきたよ~』
※突っかかってたものがずるずる~と出てくる感じで開放感でいっぱい
私『でたぁ~』
第一声がこれでした
感動よりも、安堵感でいっぱいでした私もこの子も苦しかった、その開放感で満たされた瞬間です。
さらに、
『おお~ 大きかったね~』
と歓声が上がりました。
分娩中は不思議なことに痛いという感覚はありませんでした。突っかかってて苦しいが一番近い感覚でした。あとは、途中水分の取りすぎは良くないと反省。息む時に出てきそうになったからです
そんなこんなで無事に出産を終えたわけですが、今回の体験で得た安産と思える満足のお産をする為の教訓は
心底信頼できる先生であること。
私はそう感じました。
私の人生初の出産は自慢できる大満足の安産でした。