「あ、将斗と奏。今日暇か?」
何かを思いついた様に涼が軽く手を叩く。
「あ、はい。」
「バイトの時間までは大丈夫だけど。」
少し考えて奏一郎がフェンスに寄りかかりながら言う。
「放課後さぁ、サプライズで隼ん家に押しかけに行かね?
あいつが、おとなしく家にいるとは思えないけど。
家かいつもの場所にいるだろ。」
涼は企みの含んだ端正な笑顔を向けた。
有無を言わせないような雰囲気は隼の友人らしい。
「案外オンナとしけこんでたりして。」
口元を跳ね上げた奏一郎に頬を微かに染める将斗。
涼は失笑して、
「今日でお休みは終わりだし。って?おもしろいね。」
自分の企みを称賛するように何度も頷いた。
「いつもの場所ってどこです?」
涼の言葉に素直に尋ねる。みんなは心得たように笑っているが、将斗一人わからない。
「まあ、行けばわかるよ。放課後、校門で待ち合わせな。OK?」
奏一郎がまとめると、みんなが頷いた。
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