EAが実用「お酒選びの新ツール」3部作を発表――酒だ酒、酒持ってこーい!
エレクトロニック・アーツは4月26日、ベルサール三田においてニンテンドーDS用ソフト新シリーズの発表会を催し、おいしい酒が簡単に選べる実用「お酒選びの新ツール」3部作、「ソムリエ DS」、「酒匠 DS」(仮)、「バーテンダーDS」を開発、7月から順次発売することを公表した。価格はそれぞれ税込み2980円。
各タイトルとも国内外の酒1000種類を収録。酒の名前、生産国や値段、キーワードから検索が可能なほか、料理に合う酒を検索することができ、気の利いた酒をプレゼントしたい時など、酒好きはもちろんのこと、これから酒の知識を深めていきたい人がライフスタイルの中で活用できるソフトになるとのこと。
発表会には、エレクトロニック・アーツ代表取締役デラトロベ・ヘンリー氏と、お酒選びの新ツールシリーズ プロデューサー 村上貴宏氏、「ソムリエ DS」監修のシニアソムリエ 濱田知佐さん、「酒匠 DS」(仮)監修の横浜君嶋屋 君嶋哲至氏、「バーテンダーDS」監修のサントリースクール校長 花崎一夫氏が登壇した。
デラトロベ・ヘンリー氏は、「ゲームではないお酒の選択ツールとして、昨年秋にアイディアを聞かされました。自分もワインもたしなんでいるので、不安もありましたが、監修に当たった先生方の力を借り、いいものになったと自負しています」と挨拶。続いて、本シリーズプロデューサーの村上貴宏氏は、今回の3部作はゲームではない新しい提案をしたかったと、開発の経緯を説明する。
●「ソムリエ DS」はこうして誕生した
各タイトルとも国内外の酒1000種類を収録。酒の名前、生産国や値段、キーワードから検索が可能なほか、料理に合う酒を検索することができ、気の利いた酒をプレゼントしたい時など、酒好きはもちろんのこと、これから酒の知識を深めていきたい人がライフスタイルの中で活用できるソフトになるとのこと。
発表会には、エレクトロニック・アーツ代表取締役デラトロベ・ヘンリー氏と、お酒選びの新ツールシリーズ プロデューサー 村上貴宏氏、「ソムリエ DS」監修のシニアソムリエ 濱田知佐さん、「酒匠 DS」(仮)監修の横浜君嶋屋 君嶋哲至氏、「バーテンダーDS」監修のサントリースクール校長 花崎一夫氏が登壇した。
デラトロベ・ヘンリー氏は、「ゲームではないお酒の選択ツールとして、昨年秋にアイディアを聞かされました。自分もワインもたしなんでいるので、不安もありましたが、監修に当たった先生方の力を借り、いいものになったと自負しています」と挨拶。続いて、本シリーズプロデューサーの村上貴宏氏は、今回の3部作はゲームではない新しい提案をしたかったと、開発の経緯を説明する。
●「ソムリエ DS」はこうして誕生した
「昨年、『シムシティDS』を製作中、とある休日にワインを買い求めたところ、酒屋で何を買っていいのか分からなくなりました。こういう人は意外に多いと思ったんです。ワインに関して詳しくないが、おいしいものは飲みたいという人に、提案できるソフトを作ろうと思ったんです。こうして、今日からワインを知っておいしく飲もうというコンセプトの元、第1弾として『ソムリエ DS』を製作するに至りました」(村上氏)
ワインをプレゼントしたり、逆にもらうことも多いと思う。料理との相性や保存の方法など、分からない人のために知識としてサポートする、“1本買って飲みきるまで”を教えてくれるソフトを目指したのだそうだ。
村上氏は、ワインの素人でも手軽においしく飲める理由として、ソムリエ監修による「ハズレのない1000本が収録されている」こと、文字が読めなくても、素人だとしても「簡単に探せる検索機能」、名前を忘れてしまわないように「記録機能(マイワインセラー)」、ワインは特別なものではなく、一般のユーザーが気軽に楽しめる手ごろなものだという「リーズナブル」と、4つの理由を挙げる。
本作では、「調べる」、「眺める」、「学ぶ」、「リストする」ことが可能だが、ただ調べるだけや知識を得るだけではなく、困った時や特定のシチュエーションに則してアドバイスしてくれるよう設計されている。誕生日に贈るものは? いただいたワインを生かす料理は? など、その時々の状況をサポートしてくれるお役立ちソフトとなる。
「ソムリエ DS」では、ニンテンドーDSのカレンダー機能を利用し、起動すると「今日の1本」を選択する。プレーヤーの誕生日や季節にあったものをセレクトしてくれるわけだ。また、検索機能も充実しており、さまざまな言語に対応しているだけでなく、ワインのラベルなど読めなくても、文字の形を頼りにタッチペンで入力し検索することができたり、うる覚えの単語からの検索も可能になっている。色や生産国、価格を1~11種類の条件を組み合わせることで検索することもできるという。村上氏も本作の特徴と位置づけているとおり、「ソムリエ DS」では今日の気分や記念日からイメージするものから400種類以上のイメージ検索が可能となっている。例えば「猫」でイメージするワインを検索、なんてこともでき、意外なバックボーンや由来を知ることにつながるきっかけにもなるという。
検索して出てきたワインは、ボトルやラベルの分かる画像に、色やイメージ、価格帯や生産国、そのワインに合う料理などの情報が収録されている。ワインそのものを学ぶこともでき、歴史や品質分類などワインの基礎知識が30項目ほどが分類している。おまけ要素では、さまざまなワイナリーからソムリエ、俳優、漫画家など、ワインを愛する著名人から好きなワインをインタビューしたコメントが閲覧できる機能もある。
どの地方で何年においしいブドウが採れたのかなどが分かる「ヴィンテージチャート」も実装されているので、本作に収録されていないワインであっても、ある程度の推測の元、味が判断できるとのこと。
さらに、自分が飲んだワインの中から15本を記録できる「マイワインセラー」では、買った場所をメモしたり、味を5つ星で採点して残しておくことができ、「マイワインセラー」をすれ違い通信で交換することも可能という。最大自分を除いて2人分のワインセラー45本がセーブできるので、友人の好みを確認するなどコミュニケーション機能として活躍することだろう。
本作は年配の方もターゲットにしているため、操作やすべてのコンテンツの階層を浅く設計しており、便利な機能を気軽に検索できるよう工夫していると村上氏。3部作ということで、7月発売の第1弾「ソムリエ DS」を皮切りに、国内の日本酒、焼酎、泡盛、梅酒など1000種類を収録し、検索機能などシステムは「ソムリエ DS」同様に充実させた「酒匠DS(仮)」、850種類のカクテルや、それに使用する150種類の洋酒などを収録、ゲーム性を高めた「バーテンダーDS」が、約1カ月の間隔で販売される。
監修にあたった3人も挨拶に立ち、それぞれのタイトルについて意気込みが語られた。
「ソムリエ DS」監修:シニアソムリエ 濱田知佐さん、
「話をもらった時、ゲームが身近になかったので当初は想像できなかったが、企画の内容を知り、お役に立てるのではないかと引き受けさせていただきました。実際、製作に携わると大変で、1000種類に絞り込むことすら容易ではありませんでした。基本的には世界銘柄辞典から選んでいるのですが、日本に流通しているものであったり、いわゆる61シャトーは入れないといけないのではないかなど、実際選んでみたら、フランスの銘柄だけど1000種類を越えてしまい、減らす作業が大変でした。また、普段はレストランの料理との相性を考えていますが、本作では家庭料理との相性を考慮しなくてはならず、その選定が難しかったです。『ソムリエ DS』で、より手軽にワインのある生活を楽しめるよう願っています」
「酒匠 DS(仮)」監修:横浜君嶋屋 君嶋哲至氏、
「私の家にもニンテンドーDSが2台あるんです。海外では評価されている日本酒でも、あまり国内では評価されていないのが現状だと思います。日本酒で知らないことも多いと思うので、もっと身近に日本の文化を伝えていきたい。そういう意味では、ニンテンドーDSのように広く分布しているゲーム機で『酒匠 DS』が発売できることは意義があると思います。ワインに比べて日本酒は料理に合わせるのも難しいと思います。和食だけでなく、洋食にも合わせられるものをオススメできるよう工夫しています」
「バーテンダーDS」監修:サントリースクール校長 花崎一夫氏
「カクテルは19世紀に製氷器が生まれてから急速に発展してきましたが、歴史的にはローマ時代まで遡ることができるんです。カクテルのイメージは、バーなどで冷やされたカクテルグラスに入れられたものですが、最近では若い世代が引っ張ってくれ、気軽に生活の中でも飲めるようになっています。しかし、実際分からないことも多いと思います。だから、手助けになればと監修に携わることにしました。本作では評価されている500くらいのスタンダードと新しいスタイルのカクテルを3分の1ほどを収録していきたいと思っています。カクテルの流行は5年が限界です。新しいものを可能な限り収録し、できるだけ長くゲームが愛されるよう努めていきたい。ただ、できることならバーテンダーの見えないところでゲームを開いて確認してもらいたいです(笑)」
発表会の最後には、白と赤2種類ずつのテースティングも行われた。あまりワインに慣れ親しんでいない筆者でも、それぞれの香りと味は明らかに違うものだと判断できるもの。濱田さんは、ワインのテイスティングの仕方からその見分け方までレクチャーしてくれた。ちなみにテースティングに出されたワインは白が、焦げた匂いが特徴的でふくよかで重めな料理に合う「オー・ボン・クリマ シャルドネ 2005」と、軽い爽やかな料理に合う「クラウディー・ベイ ソーヴィニヨン・ブラン 2006」。そして赤が、タンニンの渋みの強弱がはっきりとしている「アルクール カベルネ・ソーヴィニヨン 2004」とそれほど重くない「J・フェブレ ブルゴーニュ・ルージュ 2004」。もちろん、筆者はどっちがどっちなのか、判断に苦慮してしまった……。
本来ならばワインは経験でその味を知っていくものと聞く。だからこそ、ハードルが高く、リーズナブルには楽しめないという先入観が生まれたのも否めない。しかし本作では、安価に楽しめるワインも収録されており、知識がなくとも最適なものを提案してくれるという。
ワインに限らず、日本酒やカクテルなども種類は莫大で、果たしてどの料理にどの酒がいいのかなど、分からないことも多いだろう。「お酒選びの新ツール」3部作は、そんなお酒素人でもお酒のことを知り、そして楽しめるようになる足がかりとなることが期待されるシリーズとなるだろう。本シリーズに限らず、このような実用モノは増えつつある。この分野ににわかに注目が集まっていることが伺い知れる発表会だった。
ワインをプレゼントしたり、逆にもらうことも多いと思う。料理との相性や保存の方法など、分からない人のために知識としてサポートする、“1本買って飲みきるまで”を教えてくれるソフトを目指したのだそうだ。
村上氏は、ワインの素人でも手軽においしく飲める理由として、ソムリエ監修による「ハズレのない1000本が収録されている」こと、文字が読めなくても、素人だとしても「簡単に探せる検索機能」、名前を忘れてしまわないように「記録機能(マイワインセラー)」、ワインは特別なものではなく、一般のユーザーが気軽に楽しめる手ごろなものだという「リーズナブル」と、4つの理由を挙げる。
本作では、「調べる」、「眺める」、「学ぶ」、「リストする」ことが可能だが、ただ調べるだけや知識を得るだけではなく、困った時や特定のシチュエーションに則してアドバイスしてくれるよう設計されている。誕生日に贈るものは? いただいたワインを生かす料理は? など、その時々の状況をサポートしてくれるお役立ちソフトとなる。
「ソムリエ DS」では、ニンテンドーDSのカレンダー機能を利用し、起動すると「今日の1本」を選択する。プレーヤーの誕生日や季節にあったものをセレクトしてくれるわけだ。また、検索機能も充実しており、さまざまな言語に対応しているだけでなく、ワインのラベルなど読めなくても、文字の形を頼りにタッチペンで入力し検索することができたり、うる覚えの単語からの検索も可能になっている。色や生産国、価格を1~11種類の条件を組み合わせることで検索することもできるという。村上氏も本作の特徴と位置づけているとおり、「ソムリエ DS」では今日の気分や記念日からイメージするものから400種類以上のイメージ検索が可能となっている。例えば「猫」でイメージするワインを検索、なんてこともでき、意外なバックボーンや由来を知ることにつながるきっかけにもなるという。
検索して出てきたワインは、ボトルやラベルの分かる画像に、色やイメージ、価格帯や生産国、そのワインに合う料理などの情報が収録されている。ワインそのものを学ぶこともでき、歴史や品質分類などワインの基礎知識が30項目ほどが分類している。おまけ要素では、さまざまなワイナリーからソムリエ、俳優、漫画家など、ワインを愛する著名人から好きなワインをインタビューしたコメントが閲覧できる機能もある。
どの地方で何年においしいブドウが採れたのかなどが分かる「ヴィンテージチャート」も実装されているので、本作に収録されていないワインであっても、ある程度の推測の元、味が判断できるとのこと。
さらに、自分が飲んだワインの中から15本を記録できる「マイワインセラー」では、買った場所をメモしたり、味を5つ星で採点して残しておくことができ、「マイワインセラー」をすれ違い通信で交換することも可能という。最大自分を除いて2人分のワインセラー45本がセーブできるので、友人の好みを確認するなどコミュニケーション機能として活躍することだろう。
本作は年配の方もターゲットにしているため、操作やすべてのコンテンツの階層を浅く設計しており、便利な機能を気軽に検索できるよう工夫していると村上氏。3部作ということで、7月発売の第1弾「ソムリエ DS」を皮切りに、国内の日本酒、焼酎、泡盛、梅酒など1000種類を収録し、検索機能などシステムは「ソムリエ DS」同様に充実させた「酒匠DS(仮)」、850種類のカクテルや、それに使用する150種類の洋酒などを収録、ゲーム性を高めた「バーテンダーDS」が、約1カ月の間隔で販売される。
監修にあたった3人も挨拶に立ち、それぞれのタイトルについて意気込みが語られた。
「ソムリエ DS」監修:シニアソムリエ 濱田知佐さん、
「話をもらった時、ゲームが身近になかったので当初は想像できなかったが、企画の内容を知り、お役に立てるのではないかと引き受けさせていただきました。実際、製作に携わると大変で、1000種類に絞り込むことすら容易ではありませんでした。基本的には世界銘柄辞典から選んでいるのですが、日本に流通しているものであったり、いわゆる61シャトーは入れないといけないのではないかなど、実際選んでみたら、フランスの銘柄だけど1000種類を越えてしまい、減らす作業が大変でした。また、普段はレストランの料理との相性を考えていますが、本作では家庭料理との相性を考慮しなくてはならず、その選定が難しかったです。『ソムリエ DS』で、より手軽にワインのある生活を楽しめるよう願っています」
「酒匠 DS(仮)」監修:横浜君嶋屋 君嶋哲至氏、
「私の家にもニンテンドーDSが2台あるんです。海外では評価されている日本酒でも、あまり国内では評価されていないのが現状だと思います。日本酒で知らないことも多いと思うので、もっと身近に日本の文化を伝えていきたい。そういう意味では、ニンテンドーDSのように広く分布しているゲーム機で『酒匠 DS』が発売できることは意義があると思います。ワインに比べて日本酒は料理に合わせるのも難しいと思います。和食だけでなく、洋食にも合わせられるものをオススメできるよう工夫しています」
「バーテンダーDS」監修:サントリースクール校長 花崎一夫氏
「カクテルは19世紀に製氷器が生まれてから急速に発展してきましたが、歴史的にはローマ時代まで遡ることができるんです。カクテルのイメージは、バーなどで冷やされたカクテルグラスに入れられたものですが、最近では若い世代が引っ張ってくれ、気軽に生活の中でも飲めるようになっています。しかし、実際分からないことも多いと思います。だから、手助けになればと監修に携わることにしました。本作では評価されている500くらいのスタンダードと新しいスタイルのカクテルを3分の1ほどを収録していきたいと思っています。カクテルの流行は5年が限界です。新しいものを可能な限り収録し、できるだけ長くゲームが愛されるよう努めていきたい。ただ、できることならバーテンダーの見えないところでゲームを開いて確認してもらいたいです(笑)」
発表会の最後には、白と赤2種類ずつのテースティングも行われた。あまりワインに慣れ親しんでいない筆者でも、それぞれの香りと味は明らかに違うものだと判断できるもの。濱田さんは、ワインのテイスティングの仕方からその見分け方までレクチャーしてくれた。ちなみにテースティングに出されたワインは白が、焦げた匂いが特徴的でふくよかで重めな料理に合う「オー・ボン・クリマ シャルドネ 2005」と、軽い爽やかな料理に合う「クラウディー・ベイ ソーヴィニヨン・ブラン 2006」。そして赤が、タンニンの渋みの強弱がはっきりとしている「アルクール カベルネ・ソーヴィニヨン 2004」とそれほど重くない「J・フェブレ ブルゴーニュ・ルージュ 2004」。もちろん、筆者はどっちがどっちなのか、判断に苦慮してしまった……。
本来ならばワインは経験でその味を知っていくものと聞く。だからこそ、ハードルが高く、リーズナブルには楽しめないという先入観が生まれたのも否めない。しかし本作では、安価に楽しめるワインも収録されており、知識がなくとも最適なものを提案してくれるという。
ワインに限らず、日本酒やカクテルなども種類は莫大で、果たしてどの料理にどの酒がいいのかなど、分からないことも多いだろう。「お酒選びの新ツール」3部作は、そんなお酒素人でもお酒のことを知り、そして楽しめるようになる足がかりとなることが期待されるシリーズとなるだろう。本シリーズに限らず、このような実用モノは増えつつある。この分野ににわかに注目が集まっていることが伺い知れる発表会だった。