人の命とはーーーー
家族とはーーーー
改めて大切なことについて考えさせられる、そんな裁判だった。
初めて裁判員裁判の傍聴をした。
殺人事件の裁判。
裁判員は、それぞれ証人に質問を投げかける。
検察官は検察官の立場で、弁護士は弁護士の立場で話をする。
立場で話をするとは、検察官は被害者の立場を考えて、そして弁護士は被疑者の立場を考えて証拠が提示や質問が繰り返される。
その中で、印象に残ったのは証人として被疑者の家族が証言台に立った場面。
証言台の前に立ったとき、証人は緊張からか、震える手を隠すことができなかった。
しかし、その姿には大きな決意が見られた。
その”決意”をその後の証言から垣間見ることができた。
証人の命を奪われた被害者家族に対する謝罪の言葉。
そして、自分の家族を必死に守ろうとする姿。
そんな証人の姿に被疑者からすすり泣く声が聞こえる。
かけがえのない命を奪ったことが、家族を苦しめるーーーー
そんな思いを痛感する裁判だった。
人間は興奮したとき、思わぬ行動をすることがある。
そして人を傷付ける。
興奮状態にあるときは、気付かない。
しかし冷静になったときに自分の愚かさに落胆する。
しかし、どんなときも冷静に自分を客観的に見ることができるように訓練する必要性を感じた。
取り返しがつかない事態が起こる前に・・・
命はたった一つなのだから。

