ほんとはね、生きる意味なんて無い。。。

 

理由なんて無い。。。

 

生きる時は。。。生きるが起きて

 

死ぬ時は。。。。死ぬが起きる。。。

 

ただの現象。

 

 

 

NHKドラマ「空白を満たしなさい」(平野啓一郎原作)

 

3年前に自殺した徹生は、生き返って来て、

 

身に覚えのない己の死の原因を探ってゆく。。。。

 

 

徹生は、生前付き纏っていた佐伯という男に殺されたんではないか?と疑う。

 

が。。。佐伯から

 

「あなたの中に、いろんなあなたがいるでしょう。

 

 幸せでなくては!前向きでなくてはダメ!。。。という欺瞞に満ちた正しさが

 

 あなたを殺す。」と言われ

 

心身ともにすり減っていた自身を、殺したんだ(自殺)と確信する。。。

 

 

 

著者平野さんが、自殺未遂の人に取材したら、

 

自殺する人は、直前の30分くらいの記憶は無いらしいですね。

 

 

 

ニンゲンは、こうであらなきゃだめだ!という思い込みから。。。。

 

自らを責めていることが多いかもしれない。

 

 

 

でもね。。。そういう思考が湧いて、自分を責めて、うつ状態になって。。。

 

自らを殺めてしまう。。。

 

これすら。。。。自分の意思ではなく。。。

 

単に起きてくる。

 

 

究極には、、、、

 

生きている個人もいないし、

 

死ぬ個人もいないし

 

自殺する個人もいないし

 

殺される個人も、殺す個人もいない。

 

 

 

すべては。。。全体(空)から現れるマボロシ。。。。

 

 

 

 

それでも。。。死を通して、生きる意味を時々考える(そんなこと、無意味なのに。。。)

 

が、セルリンに起きる。