熊遭遇の裏那須 | 多趣味な釣り人

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釣り、スキー、ランニング、山登り、キャンプ、写真、キャンピングカーなどの日頃の行いについて載せてます。

何回か登ったことのある那須岳。

居るんだろうな〜と思ってたアレに今回初遭遇してしまいました。まさかの10m程度の至近距離…。

脂汗が止まりませんでした滝汗


今回はMr.Kとの2人ハイク。

トレランではなく、スピードハイクです。

大好きな那須岳ちゅー

一年の最初の登山は那須岳で(だいたいいつも)始まります。


5〜6時間の予定。

土曜は夜9時まで空手なので

なかなか日曜は早起きできまてーーーん。

今回も四時に目覚ましかけて起きたのは5時ゲッソリ

現地着は7時半。


そこから先ずは那須岳山頂、

見えてる山々は、

だ、そうです。笑笑


そして、お決まりの朝日岳。

からの〜清水平

やはり良い景色で。

この稜線もたまりませんねデレデレ

もう少し緑が濃くなった清水平もイイですね。


笹の高さや濃さはまだ激しくなく、

露出した肌は傷を負うことなく歩けました。

やはり人気の山!

人は多め。

私は見知らぬ人に話しかけるのが趣味。

カメラを持った老夫婦に話しかけてみると、ミネザクラが咲き始めたので撮りに来たとのこと。

確かに三本槍の前のミネザクラも咲き始めていました。

また、

後ろを歩いてた全身山と道装備の方に話しかけてみると、OMMに参加したいようで話が盛り上がりました。朝日岳の急登を登りながらそんな話をしていると辛さも忘れます。

那須はまだ春の里山の雰囲気を漂わせる。


2時間かからず三本槍に到着。

小休憩。

オニギリとパンを食べ、流石山を目指します。

三本槍の奥はほとんど人は居らず、

自然との対話を楽しめます。

私が大好きなディープなやつ。

いわゆる、

天国やぁ〜酔っ払い

の時間。

コレだよコレ。

標高2000の天国。

トレイルレースになると山との対話が希薄になりがち。

木の向き、地形だとか苔や石の種類だとか…そういう些細な所に気が付けない。

それって私の楽しみ方か?となると答えはノー。

足の痛みが出てきている今は、

コレさえできれば幸せって思えることが明確になってきている。

自分の心を満たすものを大事にしよう。

鏡ヶ沼が見える。

一切経山の魔女の瞳にも負けない美しさがある。

色とりどりの木々が沼の周りを囲むのもまた美しい。

誰も居ない稜線を楽しみながら歩く。

と、

大峠直前でパーティーとすれ違う。

話しかけると、三斗小屋までの渡渉場所が水多めとの情報を教えてくれた。

大峠まで2時間30分。

目の前の流石山を出来れば登りたい。

が、

330m高度を上げるため、往復で考えると無難に1時間ちょいは考慮したい。

この後の都合もあるし、やめておこう…と諦め。

朝起きれなかった事を後悔しながら

三斗小屋方面に向かうことにします。

この後、

緊急事態がおとずれますチーン


気をつけるように言われていた渡渉ですが、

レースならバシャバシャ行かせる程度の水の量。

大したことなくて良かった。

そしてルートを確認しようと携帯を取り出して気がついた事、、、

YAMAPのデータが何故かぶっ飛び笑い泣き

ダウンロードしていた地図も開かなくなり、初期化状態。

電波関係無く、さっきまで確認しながら歩けていたのに…滝汗

まぁ道はハッキリしていたのでその辺は問題無く…?地図慣れしている私は気持ちは焦る…。


そして、

3番目の川を渡渉して更に歩いていると、

デカい笹のガサガサ音。

もう風とかそんな感じじゃ無い。

バフっモフっとも言ってる…

こりゃヤバい滝汗

Mr.Kに居る事を伝える。

「風じゃない?」

と返答され耳を済ませていると

ガサガサガサガサ

Mr.Kもデカイ動物だと認識ゲッソリ

すると、

薄い笹の茂る獣道の奥に見えたモノは…

寝そべるでかいクマゲッソリ

分かります??

とんでもない緊張感ゲロー

それも近い!!

ただ、こちらに気がついていない。



どーすれば良いか?!



とりあえず奇声を出してこちらの気配を認識させて

来るなよ〜

絶対に来るなよ〜

ダチョウ倶楽部並みの猛アピール。

(しか出来ない!)

場所は↑ココ!!

このY字の川の間でも過去に目撃情報があるので同じクマ?

確かに熊見曽根の尾根の下方なので居る確率は高いですよね〜。

通り過ぎてからは後ろを何度となく振り返り、

とにかく急足滝汗

全身の脂汗と緊張…

ディープな山奥には怖さも当然あるわけだ。。


その焦りもあり、

その後、道を間違え1時間ロスしたのでした笑い泣き


無事三斗小屋に到着し、

安堵笑い泣き


コーラを飲んで小休憩。

その後、峰の小屋まで登り返し、


無事に帰還しました真顔


タイムオーバー

6時間以上かかっちゃったよ。


ロゲイニングやオリエンテーリングをやってると様々な獣道を見つけてお借りするのですが、何の動物の獣道かだいたい見当がつくように。

そして、今回の遭遇でクマの居付きやすい場所も何となく分かったかも…。

OMMでもクマの寝床や足跡があった場所は今回の遭遇した場所と同じような所。

それは、

笹が薄く生い茂り、

所々にブナの木が生える、

平らで、

落ち葉フカフカな場所

そらぁクマも動くのでそこだけじゃ無いでしょうが。

那須岳付近でも沼ッ原あたりでの熊出現が多いのはそのせいかな?とか思ったりします。


↓こんな茂み多め、斜めの場所は×

↓薄い笹、背が高い木があり落ち葉でフカフカ。こんな感じ。(日光の戦場ヶ原はまさに好ポイント?)

登山時、こういう場所は特に音出しして通り過ぎる方が無難そうですね。


あ、

ちなみに今回のクマ遭遇は3回目です。

1度目は日光

2度目は水上

どこも素敵なところばかり…



今回は

19キロ累積1400mでした。





おしまい。