生きて帰れるのか?!火山ガス中毒 | 多趣味な釣り人

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釣り、スキー、ランニング、山登り、キャンプ、写真、キャンピングカーなどの日頃の行いについて載せてます。

最初に、、

先月は243キロでした。




さて、本題。

10月28日土曜

今年最後になるかもしれない登山を計画。

OMMも紅葉登山だろ!ですが。笑笑


2000mの高地に体を慣らす目的を踏まえ、

狙った場所は…

安達太良山方面。

最近、こんなものを手に入れまして…

夜な夜な寝る前にコレを開いては楽しんでおります。

コンパスを使いながらの登山は自分には合っています。

なんてったって…

数値フェチなんで。デレデレ


そこで選んだのは一切経山

…では無く、

その周辺の山々。

なんてったって…

ピークハンターではないので。デレデレ


朝3時出発、7時に浄土平ビジターセンター着。

晴れ間もあり〜の雲も多い〜の。

駐車場では手袋をしないと寒ーて冷たーての温度。


さっさと用意して登る。

あーーなんて素敵な登山道。

紅葉と夏の山の両方を楽しめる感じ。

鎌沼までピストン。


そして、一切経山へ。


魔女の瞳も見えてラッキー。


さて、ここからがお楽しみニヒヒ

ほーら見えてきた各々異なる山容。

超絶わかりにくいシモフリ新道方面へ。

超絶わかりにくいのは一切経山からの入り口。

ロープまたいで進む登山道ってなんだ??

15分くらいウロウロ。


*YAMAPより参照


ザレ場のような急坂を下りると

お鉢が綺麗に見えるね。


どんどんと進めば

モンブランのような色肌の斜面が出てきて

更に進めば

ショートケーキのように白い山肌も味わえる。


こ、これは…


ケーキ屋さんで何買うか困っちゃう感じぃ〜?!デレデレ


北アルプスもそうだけど、
この安達太良山&吾妻もホント、山容が全く違いウキウキが止まらない。

あの山に登ってみたい!

この山に乗ってみたい!


この紅葉、緑、山肌、

なかなか無いよ、どの瞬間も。

日本のアリゾナ。


さて、

ここからが問題…。


シモフリ新道を作った人と出会う。

元々下りる予定であったバリエーションルートから登ってきた。

この人から様々な情報を得る事となる。


「あー、あそこの橋で工事作業してた人、1人死んだるから。クマも死んでたし。ガス検知器で濃度測ってるから。」
「うちら行けるんですよね??」
「行けなかったら自転車の人、道通ったら死んじゃうでしょう。笑」


なとなど怖い情報まで全ておすぃえていただきました。

このバリエーションルートがまた、日本とは到底思えない…いや、この世とは思えない素敵なルートで得した気分に。

そして下山。


駐車場に向かって道路を歩いていると…

真顔

窓を閉めて

走行して

ください。


真顔


いやいやいや、あの、

うちら、窓、

無いですから。


うちら、真剣な顔で見つめ合う。

先ほど聞いた、工事作業員死亡が頭をよぎる。

どーするべきか…マヂどーすんの?!滝汗

こんなに真剣な顔をお互い見たことがあったでしょうか。笑

「やばくね?」

「歩いてるんだから窓ないし!」

「車、誰か乗せてくれないかな?!」

など本気で話しているが、

当然ながら車は停まるどころか、むしろスピードを出して走行。滝汗


お前らを乗せるためにドアを開くわけないだろ!的な…

お前らどうするの?徒歩だぞ?!

的な…

目線をこちらに向ける車内の人々。

つ、冷たい…。笑い泣き当たり前か。


そしてその先に有ったのが

ガス濃度測定器。


幸いなことにパトランプは光ってない!ニヒヒ

つまり、だ、だ、大丈夫だ!!


そして、いざ進むと…


うっ…!!!!!


先頭を進む私、慌てて緊急退避バック!滝汗

硫化水素の臭いとか匂うレベルじゃない…

一瞬で息ができなくなるレベル。ゲロー

測定器よりもはるか奥で漂う硫化水素、

濃度は測れていない。


何故私が先頭だったのか…

それは旦那のススメである。

「あなた倒れても、男2人ならば引きずってこれるでしょ。」

つまり私は…

生贄(いけにえ)真顔


しかし、

ここからはそんな事は言ってられない。

旦那:

「俺が息をしないであそこまで進んでみる!」

残りの私とエースは

バカじゃないのか?本気で言ってるのか?500m息せずにイケると思ってるのか?

と本気で思った。が、生贄は必要である。真顔

どーぞどーぞで進んでもらう。


旦那が進んでいく…


100m進んだあと、振り向いて

OKのサインが。


エースと私も進む。

あいつ、ほんとに息しないでいったのか?!

ダメだ、息継ぎしないと酸欠の方で死ぬ!!

途中からタオルを口に当てて息をしながら進んだ。

この橋で

火山ガス中毒でお亡くなりになったとの事です。

この川に沿ってガスが流れるのですね。

景色は良いのだけれど、火山ガスが充満中。

噴煙、硫黄の噴火口が無い事が余計に油断させる。


そして無事に通り抜ける事ができた。


私達の最大の難所は

ここ

であった。ニヒヒ


その後は登山道に戻り、

また山を満喫。



4時間程度の登山でした。




山は調べても、

周りの一般道までは調べていませんでした。

いや、調べていましたがこの情報は得ておりませんでした。

一般道で徒歩をためらう道があるなんて…

何も無くて済みましたが、想定外というか想定以上の登山でした。


ちなみにこの日のガス測定値。


0.3…

まぁ、

測定器にガスが当たらなければそうなるか。

当てになるような、ならないような。




おしまい