この映画、いろいろ刺激されてずっと考えてしまう笑

最後青字追記しました

久しぶりに映画ネタ。

アマプラで見ました

ジャンルはホラーで2022年の作品だそうです

凄く面白かった！

・・・というか　私にとってここ数十年で

満足度№1映画になってしまいました

結構ネタバレしてしまうと思うので

この先読まれる方はご注意ください

何が１番面白かったって

主演の女優さんの絶妙なブサイクさ加減‼

お顔のブサイクさとキチ〇イチックさと

でもたまに見せるまともな表情とに

凄くひきつけられた

で主人公の母親がまあうっざいうっざい

言い方、言い分、これがなかなか私の母にそっくりで。

「帰りにアメを買った」だけのことが

命のかかわる話に飛躍するところ。

どんどん極端な人格否定に持って行って

最後「親を大事にしなさい」で締めくくるとこ

すべては自分の不安と不満のせいなのに

娘の行動のせいにして生き延びようとするところ

母さんじゃん。

うちの母の厳格気取りは私の小学生時代が酷かったように思う

幼稚園の時代に道徳を叩き込んでからのそれは

私の反抗のおかげで

中学生の頃にはなりを潜めていった気がする

だから今回、あの感じを久しぶりに思い出した

セリフの流れが私にはとてもリアルだった

パールが母親に「大っ嫌い」と叫びながらビンタする場面では

「あ～私もあんな事あったな～」としみじみ。

最初に母親がパールをビンタするんだけど

その時の空気感も自分の時を思い出せて

「あ～そうそう　これこれこの感じ」ってすっげむかついた笑

あと、パールが男の人にとどめを刺したあと

「ぎゃーーーーー‼‼」と喚くのだけど

いや～わかるわ～

同じことになったら多分私もああ叫ぶ

ホラーなので基本キチ〇的な主人公なんだけど

最後の方で独白シーンがあって

そこでのパールのセリフのすべてに共感した

私もパールと全く同じことをそれこそ40年以上

何度も何度も考えて悩んで苦しくてまた考えて悩んで苦しくて逃げたくて

パールと私の違いは「行動に起こしたか起こさなかったか」くらいで

私もやってしまっていたら多分パールと同じむちゃくちゃことを希望する

というかそんなハメになりたくないから「やらない」選択肢をとったけど

でも私もこの時代の人間だったらどうなっていただろう…

でもパールのように自分の気持ちを言葉にすることはきっと絶対出来ないことだけはわかる

そして最後、パールは母親に抱っこされにいくんですよね～

ここはもう「だよね　だよね　やっぱそうだよね　そらそうなるわ」

しか感想が出てこなかった笑

この映画、ジャンルはホラーでも私にとってはただの虐待物語で

「この母親に育てられたら当然こうなる物語」でしかなくて

虐待絡めた映画は他にもいろいろあるけど

ここまで違和感を感じない映画は初めてでした

これ作った人、本当に虐待を経験してんじゃないかと

勝手に想像しています

あ、あと本当の本当のラストですが

「これ最後どうするんだろう～」と

過去一ワクワクしました

そして大満足。

いや～面白かった！

この映画、いろいろと経験した人としてない人では

どう見え方が変わるのかも興味しんしんです。

でまた言いますがこの映画がホラーでいられるのは

グロもそうですが

この女優さんの絶妙なブサイクさ加減だと思うんですが

どうですかね～

こっから追記です

ブログに書いた後、ダンナにこの映画の面白さを

ダイジェストでお伝えしてみました

…まあ伝わりませんでした笑

ダンナにしたら展開の読めるB級？ホラーでしかなかったようで

まあそうよね

私にとってこの映画の面白いところは

この親にしてこの子ありなリアルさと

パールの心情のリアルさとブサイクの素敵加減（しつこい）だからね

もちろんパールのやったことはアウト過ぎるけど

でもこの行動がホラー映画として成り立つのなら

こんな子どもを作れるこの母親の

人生の姿勢ややり口の方がよっぽどホラーなのになー

と思うんだけどほとんどの人は気が付かないんだろうなー

と少し落ち込んでみた

でもこんな地味なやり口

映画にしてもきっとつまらないだろうししょうがないやね

映画「Pearl」 ※追記しました

映画「Pearl」　※追記しました