数日前の夫との会話の中で

もうひとつ 母の気持ち悪さについて話したことがあった。

「あれは何だったんだろうね」 と

2人であーでもないこーでもないと話していたけど。

 

 

 

 

小さな星の砂さんから頂いたコメントのおかげで

その正体がやっとわかった。

それは『自己陶酔』

 

 

 

 

母の自己陶酔はそれはそれはしつこく気持ち悪かった・・・

 

 

 

 

私が子どもの頃から大人になってもずっと

何かある度に母は

「私はこんなんじゃダメだね。もっと頑張らなきゃ」 と呟いていた。

事件が起きれば「人間の質がどんどん悪くなってる気がする。バカになっちゃダメね」

災害の時も「地球が悲鳴を上げてるね。人間が地球をダメにしてる…」

色々色々。なんどもなんども。何年も何年も・・・

独り言の様で独り言ではない。

大きな声でこちら見ながら、わざわざ聞かせにきてくれる。

 

 

 

 

娘達に対しては 小さなことを大げさに褒めた。私には言ったことも無いことを言う。

「今日は長女ちゃんは2歩も歩けたね~えらいっ!」

「ほうれん草もちゃんと食べれてすごいっ!」

「これをがんばってすごいっ!」

「あれが出来てえらいっ!」

 

 

 

 

 

本性を知ってる私には、わざとらしすぎて気持ちが悪い・・・

本性をあまり知らない夫ですらもう聞きたくないと思うく程、

たった5歳の娘も違和感を抱けるくらいに 

何度も何度も何度も。

 

 

 

 

 

 

母は聞かされてる私たちの微妙な表情には気が付かない。

多分そこに興味はない。

『良い母親、子どもを深く愛する母親』アピールが目的では 

周りに気が付くはずもなく。

 

 

 

 

 

まだ学生の頃にはわざわざ2階に上がって来てまで

「お母さん○○失敗しちゃった。こんなんじゃダメね。もっとがんばらなきゃ」

といつもいつも言いに来た。

イヤ、見てねーし。私はお前が何をしたのか知らないし。興味も無いし。

「もうそんな話ばっかり聞きたくないから止めて欲しい」

とお願いした日には

「誰が何を言おうとその人の勝手でしょーーーームキーッ

他人の権利を認めなさい!!あんたはおかしいわむかっむかっ」とキレられる。

 

 

 

 

 

ただの理想を事実と証明するために私を使う。

直しもしないのに毎回反省の言葉を聞かされて、

世の中の真実を分かってるのは私だけとでも言いたげな自己顕示。

あんな薄っぺらいものになんて答えて欲しかったのか・・・

 

 

 

 

 

なぜ私が母さんの不安を肩代わりしないといけないの

なんで私が母さんを励まさないといけないの

なんで私が母さんと一緒に悲しまないといけないの。

 

 

 

 

 

 

母は本気で世の中を憂いてる訳ではない。

本気で孫を褒めてるわけでは無い。

ただ「私は素晴らしい母親で、素晴らしい人間なのよ」

と思い込んでるだけ。思い込みたいだけ。皆に知らしめたいだけ。

誰かに見せつけたいだけ。認めてもらいたいだけ。

 

 

 

 

気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。

 

 

 

 

 

夫も娘もほんの数年で嫌悪を感じた母の陶酔を

30年時以上聞かされ続けて 

拒否する権利も無く逃げる方法も無く

 

 

 

 

 

何十回何百回と聞かされてるうちに

「この人の考え方に賛同しないとけないんだろうか」

「この人を希少価値のある人だと認めない私がおかしいのか」 

母から「ともこも私のように物事を捉えなさい」 と強要されてる気もし始め

気が狂う。

 

 

 

 

 

これを書きながら今も脳みそもうすぼんやりしてきて

息も絶え絶えになってくる。

『母の自己陶酔』 は私を否定したわけでも無い。傷つくことを言われたわけでも無い。

でも私の何かに侵略していて 何かを搾取されている。

母はとても気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い。