姉を諦めることになった

その日も 

 

母と ケンカをしていた 私は また、

「あんたなんか嫌われるわ」 と

にやにやしながら 言われ、

打ちのめされて すごすご 

2階に 引き上げました。

 

すると 姉が にこにこ しながら

話しかけてきました。

 

姉にも 

母と私の 怒鳴り合いの ケンカは

聞こえていたはず。

 

私に 姉とおしゃべりする元気が

ある訳がない。

 

…姉は私を 試しているんです。

 

 

私は 小さい頃から

とにかく いつも怒られていて、

その頃の 怒られる内容の 1つに、

 

「自分の機嫌が悪いからって、

家族に あたらないの!」 

 

というのも ありました。

 

 

「妹が 自分に あたるか あたらないか。」

姉は それを 試している。

そして、私を こき下ろそうと

待ち構えている。

 

私は姉を 無視しました。 姉は

 

「ちょっとママに 怒られたからって

そういう態度は ないんじゃない?

自分が嫌なことが あったからって

関係ない人に あたらないでよね~」 と

 

案の定の ことを 言ってくる。

 

私は 傷ついて落ち込むことも

してはいけないのかな。

 

そして、

 

「やっぱり ○○(私)なんて きら~い。

本当は 好きだけど、

そんな ○○(私)は 大きら~い。」 と

 

優し~く、 すごく ネチネチしてて 

すっごく にやにやした顔で 

言われました。

あの顔は 忘れません。

意地くそ悪い 気持ち悪い顔。

 

その顔を見て、 私は

姉のことを 諦めることにしました。