Total Time 2:03:57

 

01 Girl Goodbye

02 Hold the Line

03 99

04 Pamela

05 Jake To The Bone

06 Gregg Piano Solo

07 Burn

08 I'll Be Over You

09 Stop Loving You

10 Little Wing

11 Shannon Drum Solo

12 I’ll Supply The Love

13 A Thousand Years

14 Georgy Porgy

15 Dying On My Feet

16 Member Introduction

17 Home of the Brave

18 With A Little Help From My Friends

19 Rosanna

20 Africa

 

Tour Member

Steve Lukather:guitars, vocals

Joseph Williams:lead vocals

Greg Phillinganes:keyboards

Steve Maggiora:keyboards, vocals

Shannon Forrest:drums

John Pierce:bass

Warren Ham:saxophone, flute, harmonica, percussion, vocals

 

TOTOの2024北米ツアー "The Dog of Oz Tour 2024" での、ジャーニーの前座での30公演と単独での11公演が4月末で終わったはずでしたが、5月にメキシコ・アグアスカリエンテスとアメリカ・クリアウォーターでの2公演が追加されていたようです。この動画は5月6日のクリアウォーター公演のフル動画です。

 

セットリストですが、2月25日のナッシュヴィル公演から、"Good For You" 、"Make Believe"、"Wings Of Time" の3曲が落ちて、昨年まで定番だった"Pamela"と"Georgy Porgy"の2曲が復活し、"Jake To The Bone"、"Little Wing"、"I’ll Supply The Love" の3曲が新たに追加されました。2曲増えた格好ですね。過去3年はフル公演でも1時間40分~50分の間だったので、今回の2時間超えは近年の中では長めです。

 

前回のブログで書いたように、ルークの今のヴォーカルでは、"Wings Of Time" のヴォーカルはかなりつらそうでしたので、"Jake To The Bone" と "Little Wing" に入れ替えたということでしょう。"Jake To The Bone" はルークのギターソロと合わせてシャノンのドラムも堪能できる曲ですので、シャノン好きの私としてもうれしいですね。"Little Wing" はルークのギターソロが楽しめる楽曲で、セットリストに加わると映えますね。

 

ポップな楽曲である "Good For You"、"Make Believe"から、ジャジーな "Pamela" やロックな "I’ll Supply The Love" に入れ替えたのも、TOTOの演奏面を楽しむ意味ではこちらの方が人気がありそうですね。実際に会場の盛り上がりの様子からもこちらの方が成功していると思いました。

 

"Georgy Porgy"は2022年と2023年の公演ではジャジーながらもギターが目立つニューバージョンに変わっていましたが、この公演ではオリジナルのピアノ主導に戻っています。グレッグの意向が働いているのかもしれません。

 

ジョセフのヴォーカルは他のヴォーカルに頼りながら省エネして無理せずメリハリ付けての状態は変わらずです。安心して聴いていられますが、物足りなく感じてきているというか、TOTO復活直後以前の絞り出すようなシャウトも懐かしくなってしまいます。何事もなく継続してもらえるのが第一優先なので、無い物ねだりなのはわかっているのですが。

 

6月下旬からは約1か月半のヨーロッパツアーが始まります。これらはジャーニーの前座ということもないですし、この公演のように2時間超えの公演も見られるかもしれません。今から楽しみに待ちたいと思います。