収録曲

01 Pamela - 5:11

02 You Got Me - 3:11

03 Anna - 4:58

04 Stop Loving You - 4:29

05 Mushanga - 5:35

06 Stay Away - 5:31

07 Straight for the Heart - 4:09

08 Only the Children - 4:11

09 A Thousand Years - 4:53

10 These Chains - 4:59

11 Home of the Brave - 6:51

12 The Seventh One - 6:20

 

リリース

1988年2月8日

 

プロデュース

George Massenburg, Bill Payne, Toto

 

参加ミュージシャン

Steve Lukather:guitars, vocals

David Paich:keyboards, vocals

Mike Porcaro:bass

Jeff Porcaro:drums, percussion

Joseph Williams:vocals

 

Steve Porcaro/Bill Payne:synthesizers

David Lindley:guitars

Jim Horn/Tom Scott/Jerry Hey/Chuck Findley/James Pankow/Gary Grant/Gary Herbig:horns

Marty Paich/James Newton Howard:string arrangements

Andy Narell:drums

Joe Porcaro/Lenny Castro/Jim Keltner/Michael Fisher:percussion

Tom Kelly/Patti Austin/Jon Anderson/Linda Ronstadt:backing vocals

 

1988年にリリースされたTOTOの7thアルバムです。ジョセフがTOTOに加入して2枚目のアルバムです。

 

 

前作のリリース後の大きな動きとして、スティーヴ・ポーカロがバンド内での立ち位置に対する不満から、脱退してしまいます。

 

ただし、次のアルバムである本作及びそれに伴うツアーには引き続き同行し、本作への楽曲面への影響は最小限に留まったようです。

 

また、前作との違いとして、本作でのジョセフは、バンドメンバーとして初めて最初からアルバム作りに関わることになり、作曲面でも大いに貢献しています。

 

そのアルバムですが、いかにもTOTOというポップな "Pamela" や "Stop Loving You"、エスニックな "Mushanga"、アップテンポな "Straight for the Heart"、ハードな "Stay Away"、ドライビングロックの " Only the Children"、そしてアルバムの締めとなる壮大な "Home of the Brave" など、ある程度のバリエーションはありつつも、曲ごとに雰囲気が変わった前作よりは統一感があり、TOTOらしい楽曲が揃ったアルバムになっています。

 

本作でのジョセフは、ポップな楽曲に加えて、ハードな楽曲でも相性の良さをみせ、リードヴォーカリストとして存分に存在感を発揮しています。

 

ゲストミュージシャンの豪華さは前作にも負けない状態で、パティ・オースティンやジョン・アンダーソン、リンダ・ロンシュタット、ビル・ペイン、デヴィッド・リンドレーなどの顔ぶれが加わっています。

 

このアルバムの出来ですが、大ヒットした "TOTO IV" にも負けない充実度だったと思います。シングルのチャートアクションこそイマイチでしたが、後年でのファン投票などでも分かるように、TOTOで1、2を争う人気アルバムであることは確かです。

 

バンドとしても充実した状態だったと思います。そんな状態で "The Seventh One Tour" に出ますが、このツアーでジョセフが不摂生により喉を潰してしまうという大失態をみせてしまいます。そのあたりは過去のブログにも書かせてもらいました。

 

 

なお、このツアー限りでジェフに見限られてバンドをクビになってしまったジョセフは、その後に音楽業界から離れてしまい、表舞台からしばらく姿を消すことになります。