収録曲

01 Perfectly Clear - 4:53

02 Heroes - 5:13
03 Cool Night - 4:03
04 I Am Alive - 5:40

05 Babylon - 3:48

06 Dirty Little War* - 3:37

07 Unarm Your Heart - 3:45

08 Out Of Harms Way - 4:02

09 I Believe In You - 4:06

10 I'd Rather Dance By Myself - 5:03

 

リリース

1996年3月6日

 

プロデュース

Joey Carbone and Joseph Williams (*Jay Gruska)

 

参加ミュージシャン

Joseph Williams:vocals, keyboards

Michael Landau/Jay Graydon/Michael Thompson/James Harrah/Mark Goldenberg:guitars

Steve Porcaro/Joey Carbone:keyboards

Jay Gruska/Paul Gordon:keyboards, backing vocals

Mike Porcaro:bass

Jeff Porcaro:drums

Lenny Castro:percussion

Bobby Kimball/Bill Champlin/Donna Delory/Amye Williams/Katy Segal/Danny Peck:backing vocals

 

1996年に出たジョセフのセカンドソロアルバムで、当初は日本のみの発売でしたが、後にヨーロッパでもリリースされたようです。

 

 

日本のレーベルからの発売ということで、日本に繋がりの深いジョーイ・カルボーンがジョセフと共同でプロデュースしています。

 

曲はポール・デイヴィスのカバーを除いて、ジョセフとジョーイのチームと、ジョセフとポール・ゴードンのチームでほとんど作られており、"Dirty Little War"のみジェイ・グルスカの曲になります。

 

ほぼ全ての曲がローテンポ、ミドルテンポです。そして楽器についても、キーボードとギターのみで演奏されており、ベースとドラムは打ち込みです。この点から、最初に聴いたときは、聴きごたえが弱くて地味、と思ってしまいました。

 

ただ、聴いていくと、珠玉のバラードである "Unarm Your Heart" や、結構かっこいいギターが入った "Out Of Harms Way" 、サビの盛り上がりが気持ちいい "Perfectly Clear" 、そしてシングルカットされた "Heroes" など、じわじわとハマってくる曲もあります。ファーストソロアルバムでプロデュースだったジェイ・グルスカの唯一の曲 "Dirty Little War" も、他の曲とは雰囲気が違う分、アルバムのアクセントになっていると思います。

 

このアルバムで1曲ほど作った時期が古い曲があり、それがアルバムのタイトル曲である "I Am Alive" です。TOTO時代に作っていた曲だそうで、ジェフのドラムとマイクのベースをフィーチャーした、このアルバム唯一のリズムセクションの生音が入った曲となっています。ボビーのバッキングヴォーカルも入っているのはTOTOを意識させようとしていると思われますが、生音があるとやはり他の曲と比べて、聴きごたえあるなと感じました。

 

このように、このアルバムを聴くと、ドラムとベースの生音でのジョセフの曲が聴きたくなってしまいます。そのような感想がレコード会社でも出たのかもしれません。このアルバムから間もなく、その点が考慮されたようなサードアルバムが作られることになります。