僕の旅行記は、僕の主観と言う色眼鏡を通して書かれています。
いい事だけ書いても、悪い事ばかり書いても良いのですが、素直に感じた事や発見した事を書いています。中には「そんな事も知らないのか」、と思われるかも知れませんが、その辺のところご了承ください。


証券取引所を後にして、ランチすることにします。歩きながらパン屋のショウウィンドーを眺めて来たのでアタリはついています。
欧州中央銀行の裏の通りにあるパン屋です。

本当はフランクフルトでフランクフルトを食べたかったのですが、なぜか売っていません。ちなみにフランクフルトという地名は、ドイツに多数あるらしく、ここはフランクフルト・アムマインという名で区別されています。

このパン屋は、サンドイッチが主流のようで、沢山の種類のサンドイッチが売られていました。ピザ生地のような円形の土台にハムやサラミ、野菜などが入っていて、上からまたピザ生地が乗ってサンドされています。僕は生ハムみたいなのをチョイスしました。

直径27-28cm程度の大きさの円形のサンドイッチを半分に切ったものが一つ3.8ユーロ。それを鉄板の上に置き、上から鉄板を下ろして圧力をかけてはさみ、温めてくれます。

温まるとさらに半分に切って、2つを包装してくれました。その辺に座って食べたのですが、これが実にうまああああ~~~いいい。

生ハムの塩気と、野菜と、とろけたチーズと、パン生地が奏でる重層のハ~モニー。

「まさに美味しさのフルオーケストラじゃ」

もうあまりの美味しさに2つともペロリとたいらげてしまいます。
恐るべしドイツ。これを食べる為にドイツまで来てもいいやと思ったくらいです。

ドイツ好感度 +50ポイント獲得 総得点 -50ポイントに回復

歩き疲れたので、その辺のパブに入ってビールを飲みます。
後で知ったのですが、ドイツにはビールの酒蔵が6000以上もあり、生ビールのようにして飲むビールは、たいていその土地の物しかありません。

地元っ子も地元のビールしか飲まないようで、ここフランクフルトでは「ピルス」と呼ばれる種類のものしかありませんでした。(雑貨店で売ってる缶は別)

ピルスは軽く飲みやすい感じで、女性に好まれるような味でした。
もちろん、まいう~です。

中央駅からドイツが誇るという超特急「ICE」でケルンに向かいます。ケルンではケルン大聖堂がお目当てです。

混んでいたので座席を確保出来ず、困っていましたが、次の空港駅でかなり降りたので座る事が出来ました。ケルンには1時間ほどで到着しましたが、なぜか車内放送がえらく長い。

何かトラブルがあったらしく、ケルン中央駅の隣のケルンドイッチェ駅のホームに滑り込み、皆さん降車しだしました。

しかたないので、降りてみると日本人らしきおじさんがいたので、「にほんじんですか?」と尋ねたら「そうです」と答えが。おじさん曰く「列車が故障したので、ケルンには鈍行に乗り換えなくてはいけない」という事でした。

ドイツが誇る最高時速300kmの超特急ICEは、初乗車にして故障し運行停止になったのでした。

ドイツ好感度 変らず そんなこともあるねやね

そしてこのおじさん御一行、なんと福岡県久留米市から来た事が判明。1/47の確率を一発ツモでした。w

なんでも、グループ内にいる夫妻の娘さんがドイツ人と結婚し、ドイツで出産したので、仲のいい御近所さんを誘って「ドイツってどんな国じゃ?」ツアーをやることになって来たそうな。

そういうわけで、ドイツ人の旦那さんが通訳してくれたので、ICEの故障情報は鉄板の話となったのでした。なむ~。

ケルン中央駅に到着、駅を出るとそこは大きな広場。左を見ればもういきなりケルン大聖堂が丸見えです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%B3%...

中に入る前にじっくりと外の彫刻を見て写真を撮りまくりました。

・・・・・・データ無いけど・・・・・・

入り口は数箇所あって、駅側は天使や聖職者のものが多いです。
扉などはライオンの顔の彫刻があり、ドアノブが複数あったりします。面白いのは駅側の扉やその周辺には、悪魔やゴーストの彫刻がある事。

外敵から身を守るのであれば、敵役はイギリスやフランス軍のマークを付けた兵士の絵でいいのですが、悪魔ということになれば恐らく当時は悪魔の仕業と思われていた病気「ペスト」から教会を守る為の彫刻だと思いました。(僕の勝手な想像です。詳しい人がいたらアドバイスください)

内部も素晴らしく動画も撮りまくりです。海外に出るたびにユーチューブにUPする動画を増やすのが趣味となりつつありますが、今回は戦車博物館くらいしか動画が残っていません。
非常に残念です。

神父さん(牧師か?)が抱えている募金箱にお札を入れて、手を合わせると、あろうことか「プイっと」横を向いてとっとと歩いて行ってしまいました。

しかも白人がコイン(1ユーロかせいぜい2ユーロである)を入れると、「あなたに神の加護がありますように」みたいな事を言いながら、なにやら手振りで祝福しています。

なんじゃそら。

なんじゃそりゃ。

ええかげんにせえよ。

神のもとには皆平等じゃないのか?

ファッキンニガー事件より、空港の警官事件より腹が立ちました。

素晴らしいケルン大聖堂を見て、キリスト教に改宗しようとマジで考えていましたが、一瞬でキリスト教が敵になりました。

ケルン大聖堂の神父は実にたるんでいると、ベネディクト16世に手紙を書いてやります。

ドイツ好感度 マイナス∞% しかし最低は-100ポイントなので、結局-100ポイント。



ケルン大聖堂を後にして、デュッセルドルフのモシラガーさんの元に移動です。

ICEの次は地域快速のREことレギオナル・エクスプレスに乗ります。

DBは6段階に列車速度がわかれていて、速いほうから、ICE・EC・IC・IRE・RE・RBとなっています。

車両も殆ど速度に合わせて違っているようなので、けっこうわかりやすいです。

恐らくヨーロッパを始め、大陸はそうなんでしょうが(北海道も似てる)街の塊があって、森か畑が続いてまた町の塊といった感じの面積構成です。

だから街と街の間はけっこう距離があり、快速は小さい駅はすっ飛ばしますから、移動速度は意外と速いですね。

デュッセルドルフに到着。中央駅はどこでもそうなんですが、Hbf(ハウプト・バーン・ホーフ)としか書いてありません。デュッセルドルフ駅とは駅の正面に書いていないので、行った事が無い中央駅は、どこの駅かわからないです。

それだけ中央駅というものの存在感が強いのでしょう。
俺が中央駅やねん。w

デュッセルドルフはフランクフルトと違って、円形サンドイッチが無く、日本でも見かけるフランスパン系サンドイッチです。後は、ピザが多い。駅になぜかピザハットがあるんですが、けっこう売れています。

ピザが美味しい地域で、チェーン店のピザ屋があるのが不思議でなりません。また世界中どこにでもあるマクドナルドも、駅前ではないですが一等地にありお客さんが入っています。
本当に不思議ですね。

それにしても、旅行記の日数進むの遅いなあ。
旅の最初のほうは覚えてるけど、途中は忘れてるかもw

続く。