今日は珍しく、レギュラーの収録が終わると翔くんもおれも他の仕事が入っていなくて…


「はぁ、終わったね〜。さと、一緒に帰ろう」


楽屋に入り荷物を持てばとても爽やかな笑顔でそう言って、帰りを促す

「え?今日、翔くん友達とご飯って言ってなかったけ?」

確か、2日前にそんなことを言っていたから、久しぶりに早く終わったから相葉ちゃんと1杯飲んで行こうかと話をしたところだった

「いや…突然キャンセルになったんだよ。なに?どこか行くの?」

さっきの爽やか笑顔がかげり、どこか機嫌の悪い表情を浮かべながらそういう

「ちょっと、相葉ちゃんと飲んで帰ろうかって…」

「ふ〜ん…」

そう言って視線をそらす翔くんに、おれたちの様子を見ていた3人はアイコンタクトをしたのを感じた


「いいよ、リーダー。また今度にしよ?今日は、久しぶりに早く終わったし、翔ちゃんと帰りなよ」

ちょっと苦笑しながらそう言われるのに、申し訳ない気持ちになり、翔くんに視線を向ける


「いいよ、相葉ちゃんと飲んできなよ」

そう言って、楽屋を出ていく翔くんにとても違和感を感じて、咄嗟に荷物を掴めば

「相葉ちゃん、ごめん。また、今度行こうね」

「いいよ〜。お疲れさま〜」

「相葉さん、じゃあ、お腹すいたんで、何か作ってくださいよ」

挨拶をする相葉ちゃんに、ニノが少し甘えたようにそんなおねだりをしてるのを横目に「おつかれ」と言葉を残して楽屋をあとにする

「あ、リーダー、これ持ってって」

楽屋を出たら慌てたように再び楽屋の扉が開けば、松潤が小さな袋を手渡してきた

「多分、役立つから。おつかれ」


そう言って、男前に微笑めば再び楽屋に戻っていく

ちょっと見惚れちゃったけど、慌てて翔くんのあとを追う


駐車場に付けば、ちょうど翔くんが車に乗るところだった

「しょう!おれも帰る」

気付かずに出ていってしまわないように声をかければ、驚いたようにこちらを見たけど、特に答えるとこはなく、ただ、おれが助手席に乗るのを待ってくれた


車の中は特に何も話すことはなくて、翔くんの携帯に入ってる音楽がランダムに流れてくるのを聞いていた




「…相葉ちゃんと飲んでくればよかったのに」


一緒に部屋に入れば、ぽつりと翔くんがそんなことを呟く


「あんな態度とったら、相葉ちゃんが遠慮するに決まってるだろ?どうした…」


「さとは、俺だけ見てればいいと思う」



今日の変な態度の翔くんを咎めようと思ったら、不意に強い視線で見つめられドキッと胸が躍る



「ちょっ…んんっ…!!」

そのまま、強引に腕を引かれれば唇が合わせられる

そのまま深く重なり、呼吸をするのがむつかしくなる

「はぁっ…ちょっと…!!」

胸元を押して空間を作れば、そのまま腕を引かれて寝室に入る

「さと…」

そのまま、ベッドに押し倒され翔くんが覆いかぶさってきた

「しょう…おい、ちょっとどけ」

覆いかぶさってきた翔くんの身体は、思う以上に熱かった

「え〜…なんだよ、さとぉ〜」

「だから、どけって言うの!!調子悪いなら悪いってちゃんと言えよ。相葉ちゃんに悪いことしただろ!!」

「だって…大丈夫だもん」

翔くんの下から体を押しのけて起き上がれば、じっと眉をひそめて見つめてみる

「だもんじゃねぇ」

そのまま、先程松潤に貰った小袋を取り出し中身を見る

「はい、お薬屋さんからお薬貰ったから、これ飲んでそのまま寝ろ」

「え〜…さと、飲ませて」

これは結構高い熱だな…

あんな強引な翔くんや甘えたの翔くんはこんな時にしかなかなかお目にかかれない

「ば〜か…はい、飲めよ」

そんな翔くんに弱いおれは、言われるまま薬を口の中に入れてコップを口に当てて飲ませる

「さと…一緒に寝よ…」

「はいはい…早くよくなれよ…」


そっと翔くんの腕の中におさまりながら呟く

さっきの男前な翔くんにときめいたおれを返して欲しいと思いながらすぐに眠りに誘われた



ニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコニコ


帝王翔くん、大好物なんですよね〜

ここの翔ちゃんが帝王になるのはどんな時だろう…ショボーンショボーンショボーンショボーンショボーン
見たい!!お願いお願いお願いお願いお願いお願い
と思ったら、こんな形になりました

そして、久しぶりの薬屋潤ちゃん
今もあるのかな?と思いながら登場してもらいました〜