【読書記録】育児で参考になった本「反省させると犯罪者になります」 | もちさばのブログ

もちさばのブログ

一歳半の息子を持つ派遣ワーママです。
ミニマリストに憧れます。
のんびり屋で旅好きです。

今回は読書記録です。

 

子育て中の身としては

とても参考になる内容で

読んでよかった本でした。

 

 

 

反省させると犯罪者になります(新潮新書)

 


 

刑務所で

更生指導を経験した著者が書いた本で

タイトルにインパクトがあります。

 

反省から犯罪??なぜ??

反省の何がいけないの?

と気になり

育児の参考になればと

読んでみました。

 

以下、ネタバレ部分あるのでご注意ください。

 

 

犯罪者の更生は

被害者の心情を理解するように促したり、

反省文を書かかせるといったことでは、

むずかしいそうです。

 

支援者の力を借りて、

加害者の否定的感情を吐き出し、

自分の過去の心の痛みに直面する

必要があるそう・・

 

反省文を書かせることは、

その内省の機会を奪ってしまい

反省には行きつかない

 

そして、

犯罪を起こすに至った内面の問題

放置されたままなので、

ふたたび犯罪を犯してしまう・・・

 

というようなことが

述べられていました。

 

さらに、

家庭、学校、職場あらゆる場面でも

反省させようとすることが、

内省の機会を奪い

大きな犯罪に行きつく可能性を

はらんでいるということでした。

 

 

読み進めていくうちに

とても興味深く読めましたが、

 

とくに後半、

子育て中の私には

興味深く参考になる章がこちら↓

 

第4章 頑張る「しつけ」が犯罪者をつくる

第5章 我が子と自分を犯罪者にしないために

 

 

では

 

いじめ、しつけなどの子どもの問題行動に対するスタンスや、

対処法が論じられていました。

 

 

特に心に響いたのは、

 

問題行動が起きたときに最も大切なのは、

反省させるのではなく「なぜこの子は問題行動を起こしたのか」と周囲の大人が一緒に考える視点を持つことが必要

という部分です

 

思春期だけでなく、幼児期からも、大事な考えだと痛感しました。

 

子どもに何かあったときに

その残念な状況(結果)だけを見て、

「なんで◎○したの!」

「ごめんなさいは?」

とすぐ謝らせていたけれど、

 

望ましいのは、

「何が起こったの?」

「どうしてそれをしたの?」と

経緯や気持ちを聞いたりして、

共感するというステップは

は大事なことだと心に響きました。

 

うちの子は

まだ4歳で言語化が未熟、、、

 

聞き出すのもサポートがいります。

 

少しづつでいいので

気持ちを言語化し、

親が理解し共感することを

心掛けたいと思います

 

心や時間の余裕が大事ですね真顔あせる

 

おわり

 

 

反省させると犯罪者になります (新潮新書) [ 岡本 茂樹 ]

 

反省させると犯罪者になります(新潮新書)【電子書籍】[ 岡本茂樹 ]