『具体的な数字を見てみよう。富山大学では、切除不能局所進行すい臓がんと診断された144件中、化学放射線療法で48件(33%)がコンバージョン手術を行うことができた。しかも、その後の5年生存率が58・6%にも上っているのだ。手術不能と診断されたすい臓がん患者の約2割が5年生存しているわけだから、すい臓がん患者全体の5年生存率(男性8・9%、女性8・1%)と比べて、倍以上の成績である。
このような成績はもちろん、優れた外科の技術の上に成り立っている。』
『こうして生まれる驚異的な治療成績が評判を呼び、いまでは全国から「うちの病院では難しい」と診断された患者たちが集まってくる。
その数は約3年間で970件にも上る。中には東京のがん専門病院からも、『うちでは手術ができないけれど、富山ならなんとかしてくれるのではないか』と患者が紹介されてくることもある。そのような、ある意味で「匙を投げられた」患者を集めていながら、好成績を残しているのだからすごい。』
『富山に行けば最高のすい臓がん治療が受けられる。しかし、なるべく早期に発見することこそが最良の治療であることはいまも昔も変わらない。』
なるほど、、
優れた名医の元には、医師が国内留学で集まってくるんですね。
最後の選択肢のひとつになっているようですが、それはこれまでの実績が評価されているからなのでしょう。