『例えばたとえば腹痛を訴える患者が来院し、胃カメラや超音波などで検査をしたが、原因がわからない。そのとき問診能力の足りない医師はこう言いがちです。

「特に異常はありませんので、しばらく様子を見ましょう。それでも腹痛が治らない場合は、またお越しください」

体よく追い返された結果、検査で発見されなかった病気が進行してしまうケースを意外と見聞きするものです。

私が勤務していたクリニックでは、さすがにそういったことが原因で亡くなる患者さんはいませんでしたが、こうした医師が実際に存在し、私たちの間でも噂になっている以上、患者が最悪の事態に見舞われていた可能性は否定できません。たまたま運が良かっただけにすぎないのです。

しかし、これが問診能力の備わった医師ならば話は別。症状についてさらに細かく尋ね、腹痛の原因となりうるものを徹底的に探り、最終的に原因を突き止めてくれるのです。

したがって、体の不調を訴える患者に対して「何も異常はないですね」とあっさり言う医師には要注意。そういう場合は担当医を代えてもらうか、別の病院で診察を受け直したほうが無難でしょう。』

 

良い医師に出会えるかどうか、

これは間違いなく治癒の成否を左右する気がします。

父は残念ながら最初に出会った医師にハズレた為に、大変なことになりました。

しかし転院後に出会った先生がとてもいい方で、元気に退院し、旅行も楽しめるようになりました。最初から良い先生に出会えたらよかったのですが。。。