日刊スボーツに「元PRIDE山本宜久がステージ4の大腸がん克服を告白 リングに上がりたい一心で」という記事がありました。

 

7年以上前に腹部の違和感を訴え、精密検査を受けた際に大腸癌ステージ4と言われ、リンパや肝臓にも転移があったそうです。5年の生存率は18・8%だとされ、放射線治療。眩暈、吐き気、嫌悪感、蕁麻疹などの副反応が酷く強引に退院。自力で治すことを決意。後ろ向きに考えると免疫が落ちるようなので前向きに考えるようになったそうです。
 

癌関連の本を読んで、低速ジューサーでつくった野菜2キロのジュースを飲むなど自力で7年間ほど継続。その後、精密検査を受けたところ癌細胞が消え、転移もなかったとのこと。その間に他に何か治療をしなかったのかどうかはよくわかりませんが、いずにしても寛解できたことは素晴らしいと思います。
 

インフルエンザの人と長時間同じ車に乗っていても、移る人と移らない人がいます。癌細胞は日々作られるそうですが、それでも癌にならない人も人口の半分くらいいるそうです。結局は、病気と生命力のどちらがより強いかで異なる結果になるのでしょう。

 

私の場合は、病院に再検査に行くのが遅れたために、奇跡的に自然寛解しましたが、これはたまたまその時に生命力が勝っていたのかもしれません。ただ、脳腫瘍が約2.5センチまで大きくなる過程では、生命力は負けていたわけですので、発見から再検査までの3か月半に形勢が逆転したのでしょう。私はなぜそのような逆転劇が起きたかを知りたいと思いました。なぜなら再発が怖いですから。奇跡が何度も起きるとは限りませんし。