こんばんは
愛知県三河地区初!
ICU/SFC英語難関大対策専門予備校 リベラルアーツアカデミー
主宰の杉浦直樹です。
今日は第20章に入ります。
それでは、さっそく物語に入りましょう!
誰にでもできる! 受験を通して幸せになる23の鉄則
~あるICU合格者の受験人生~
【20.「帰りたい…」 ~入試当日のトラブル~ 】
受験まであと少し。
当初予定していたカリキュラムも消化し終わりました。
勉強記録をつけていたおかげで、自分の作ったカリキュラムも計画的にこなすことが出来ました。
最後の直前期の勉強が始まります。
併願校(慶應法学部)の世界史のチェック。
そして、英語は中澤先生に相談して教えていただいた東大生が英語の授業で当時使っていた“Universe of English”の学習です。
この時点で、私の英語力は受験英語を超え、現役東大生レベルに達していました。
普通の受験校でしたら、横綱相撲ですが、ICUではまだまだです。
なんてったって、ライバルはほぼネイティブレベルですから。
そして、本番を迎えます。
しかし、最後の最後に試練が待っていました。
前日に東京入りして、ICUに下見に来ます。
毎年、前日に入試直前特別号を販売しているWeekly Giants(ICUの学内新聞。以後WG)を買い、学キ(学生キッチンの略。ICU生は学食のことをなぜか学キと呼ぶ)でその時気に入り、入学後に幾度となく食べることとなるタイカレーを頬張りながらWGに目を通します。
「今年の出題予想は人文が○○で社会が××か」
一般の問題も解いてみます。
もちろん、全部解けます。
そして、憧れの吉祥寺を探索し、阿佐ヶ谷のホテルに戻ります。
問題が発生したのはその日の夜でした。
眠くなったので寝始めると急に外が騒がしくなります。
なんと、その日はちょうど阿佐ヶ谷駅の工事の日だったのです。
工事は朝まで続きました。
窓のすぐそばでの工事なので、うるさくて一睡もできませんでした。
まさかの事態です。
そして次の日、ふらふらながらも試験会場に向かいます。
そして、入試会場を見て愕然といます。
一番小さいサイズの教室にタブレット型机椅子がぎゅうぎゅう詰めです。
実際、座ってみると他の受験生との距離が近すぎて、物を落とすと自分では拾えないほどです。明らかな、会場の設営ミスです。
トラブルはまだ続きます。
入試問題です。
WGを当てにしていたわけではありませんでしたが、
人文科学のテーマがなんと音楽。
当時その前の15年間で1回しか出題されていない分野です。
もちろん、ほとんど対策は行っていません。
その上、私は音楽にはかなり疎いたちでした。
そして、なんと言っても社会科学。
こちらのテーマは「社会科学とは何か?」
どの学問分野でもなく、もちろんは初出題です。
よりによって、コンディションが最悪の時に
最悪の入試問題を引き当ててしまいました。
相対的に苦手な英語も寝不足と会場の窮屈さと暑さのため、集中できません。
得意の読解でさえ、サソリの毒の話が出題され、「なんのこっちゃ」といった印象です。
一般こそは大得意だったため、時間を大幅に残しての横綱相撲でしたが全体の印象としては
「落ちる…」
の一言でした。
試験終了後はその場から逃げ出したい一心でした。
教員の
「この春みなさんとお会いできることを楽しみにしています。また、みなさんとI see youしましょう!」
という何年使い続けているかわからない渾身のおやじギャグを気にしていられる精神状態ではありませんでした。
その日はクタクタの状態で神戸のアパートに戻りました。
本当に泣きたかったです。