困難を抱える子どもたちほど、自分の思いや、自分を取り巻く状況を言葉にできない苦しさの中にいるのだと思います。
馬場有希
子どもたちだけではない。
様々な立場の人たちが、多様な困難を抱え言葉にできず、苦しんでいる。
大人であってさえ、言葉にして自分の辛さを他の人にわかってもらえているのか。
それは、同じなのかもしれないと思う。
そんな状況の中にあって、「かまちょはめんどくさい。」などと簡単に切り捨て、都合のいい人間を増やそうとする関わり方には、したたかに抗っていきたいと思う。
なぜ、したたかなのかと言われれば、めんどくさいと言っているその人にも抱える困難が存在し、そして他者の困難を受け止める余裕がないと感じるからだ。
問題が起きないよう、事前に察知し、そしてケアしていく。
それは、問題が起きたときに、それが最小限にとどめるためにも、必要だと思う。
ただ、そればかりに目がいくと、それはまた違った新たな問題を裏で生み出す原因にもならないかと思うことがある。
落ち着いた雰囲気で。
スローガンのように、どの学校でも叫ばれる。
落ち着いた場所には、力はいらない。リラックスした、居心地のよい場所に落ち着いた雰囲気が生まれるのだと浅い経験から感じる。
つまらなさを我慢するのではなく、楽しさをみなで共有する場所にこそ、落ち着いた雰囲気が生まれるのだと思う。
先週行われた授業参観。そして、懇談会。
担任でもない、ペーペーの修行僧の前に1人のお母さんが寄ってきた。
「授業が楽しいとうちの子が言うんです。面白い先生に出会えたって!だから、一目お会いしたかったんです。」
たかだか、何週間でどこまでがわかるのかといわれればそれまでだ。
でも、そう思ってもらえる場づくりの初めの一歩がそれなのなら、これほど嬉しいことはない。
楽しく同じ時を生きようじゃないか。
そう冒頭の文章に出会い、思った土曜日の朝。