妻に確認したら、少し前回までの記録に間違えがあったので、ここで訂正。
1月の病院では、内視鏡をするまではサルコイドーシス、悪性リンパ腫、肺がんの順で疑われていたが、内視鏡で肺がんほぼ確定。ただ内視鏡時の生検では、検体不十分か何かで肺がんの種類等わからず。
とりあえず、柏の国立がん研究センターでもう一度生検と、全身への転移の状況を調べることに。
検査の順番はあまり覚えていないが、以下の3つ。
1.がんの種類を特定するための生検
首のリンパの腫れから取るとのこと。
首を切るということで心配したが、今では殆ど気付かないくらい綺麗に切って頂けた。
2.脳転移調べるためのMRI
3.脳除く全身への転移調べるためのPET
ほぼ肺がんとわかっているのに、確定診断が出るまで治療は開始されないので、咳止めが処方されるのみ。確定診断後も不安はあったが、この検査検査の時間も不安で仕方なかった。
2016年2月、確定診断
国立がん研究センター呼吸器内科にて、以下を淡々と説明してくれた。
・肺がんであること
・脳への影響はなかったが、副腎への転移があること
・従って、ガンのステージ4であり、手術、放射線治療の適用外であること
・不幸中の幸い(?)、経口投薬も出来て副作用も少ない分子標的薬が使えるalkという肺がんの種類であること
・分子標的薬で使えるのはザーコリとアレセンサ。現在の標準治療では、ザーコリがファーストラインだが、最新の治験の経過をみると先生としてはアレセンサをファーストラインに使った方が良いと思っている
・さっそく、今日から処方する
こちらからもいろいろ質問をした。
Q:肺がんの原因は
A:遺伝子にがんを作るような変異が起きているから、肺がんになったわけだが、何故遺伝子に変異が起きたかは不明
Q:ステージ4だと余命は。
A:一昔前まではあまり芳しくなかったが、分子標的薬の登場で、著しく改善している。
Q:完治はあるのか
A:残念ながら現在では完治という概念がない。ただアレセンサは長く効く薬。薬も日進月歩なので、がんばりましょう。
Q:アレセンサの持続性は
A:人による。ただ数年効く人も多い。まだ出始めの薬なので、平均値もない。
確定診断を受けて、手術適用にならないと聞いて少し落ち込んだ。ただ、あまり点滴の抗がん剤には良い印象はなかったので、分子標的薬適用というのが唯一の救いだった。
とりあえずアレセンサが処方されて、2週間後の診察の予約を入れた。
納得して治療するのが、大事だと何かの本に書いてあったので、聞きたいことは聞きまくってきた。次回からは、診療毎の先生とのやりとりを書いていこうかと思う。
また、肺がんやがん治療に関する本も何十冊と読んだ。これも機会をみて感想を書いていこうかと思う。
少しでも同じような境遇の方の参考になれば幸い。