真夜中好きの風見鶏 -2ページ目

真夜中好きの風見鶏

日々の記録を書き綴る・・・
もっぱら 本と読書のことを書いていこうかなって思ったりしています

本を読むという行為は


必ず波がある


読むときは一心不乱に読み


読まないときは本に見向きすらしない


今までは見向きすらしなかったが


今は一心不乱に読んでいる


どうやら今はそういう波が来ているようだ



「迷宮」 清水義範


この作品を手に取ったのはいつぶりだろう?


まず 第一に思ったことはそれだった


ずっと前に買ったことは覚えているのだが、何に惹かれて買ったのか


思い出せない



・・・きっとそれくらいの本なのだろうとおもった



内容はいうなればグロテスクな内容だった


歪んだ一方的で攻撃的な愛


それを向けれ人生が狂うところから始まる


推理物とは違い真実が解き明かされていくのではなく


いうなれば第三者が事実を知っていくにつれ


その内容が自分の中で少しずつ改変されていくというものだった


魅力的なのは


視点が定まらないとこだ


「記憶喪失の男」と「それを治療している男」


この二人の「治療」という物の中で物語が動いていく


そこに現れるさまざまな視点


揺れ動かされるため「自分は何を読んでいるのだろう」という疑問にすら襲われる


これがこの作品の魅力なのだと思う