風俗嬢でホスト好き -3ページ目

整形(私自身豊胸失敗してます★)

55キロからは、エステに何十万もつぎ込んでも、半身浴とジョギングを毎日しても、断食しても減らなかった。


父親が商社の駐在員で3歳から6歳までイギリス、その後高校までオランダの日本人学校に通った。
「大きいことはいいことだ」と料理が趣味で一人娘の私に病的に私に食事を摂らせる母親と、155センチ78キロの私でも大したデブではなく「ぽっちゃりした個性」と見てくれる環境で「痩せたい」とは思っても、「無理して痩せる必要はないんだ!」という周囲の声でなかなかダイエットできなかった。


大学は日本で行きたいと渋る親を説得し、家賃と生活費は自分で支払う約束で何とか了解を得て大学生活に夢を持って日本に帰ってきたけど、大学では輪に入れず、サークルもみんな勧誘されているのに私はあまり声をかけられず、アルバイトもなかなか決まらない。


ずっと日本人学校だったから日常会話なら困らないし発音もネイティブのはずだ。
お年玉とかお小遣いをコツコツ貯めた50万はすぐになくなった。


10以上の求人を断られていたから、コンビニの面接で「いつから来れますか?」と聞かれた時は本当に安心した。
働きはじめて3日目酔っ払いに「お姉ちゃん、もうちょっと痩せなアカンで。それにしても見れば見るほど不細工やなぁ」と絡まれた。
店長や同僚はどうしていいのかわからずオロオロしているし、私は顔がカっと熱くなった。


たしかに目は小さな一重だし、歯並びがガタガタ、しかもデブ。


やっと、わかった。
なんで14軒もパン屋とか本屋とかスキルの必要ない仕事で落とされたのか。
可愛いコたちは可愛いコたちで集まっているし、日本の女の子は細身で一様に小奇麗だ。
私が大事にされないのは見た目だったんだ。


エステに通い、食事制限やウォークングで3ヶ月で20キロ痩せたけど、同じように頑張っても次の3ヶ月は3キロしか痩せなかった。
55キロになったけど、ポッチャリした印象は拭えなかった。


23キロの肉を落とすのにエステや健康食品で9月に振り込む予定の学費を全部使ってしまって、大学からは督促状がきている。
それでも足りなくて週6で夜の10時から朝5時までコンビニで働いた。


もうどうしていいかわからない。

頑張っても55キロは減らないし、痩せて不細工なのが余計際立った気がした。


脂肪吸引しかない!

コンビニの休憩時間はもっぱら携帯で脂肪吸引について調べていた。
お金がない、お金がない、お金がない。
買い物はクレジットカードが使える店でしか出来なかった。
なぜなら現金がないから。


そんな時、「風俗嬢の整形日記」というブログに出会った。
風俗というのでも、セックスする訳じゃなく手でするだけの仕事もあるとか、その人は目と歯並びと豊胸をしていて今度は脂肪吸引をするため頑張って仕事をしている、とか書いてあった。


目の前で世界が変わった。

コンビニで働いてる場合じゃない!私も目と歯並びを美容整形で整えて、脂肪吸引しなくっちゃ!堰を切ったように思いがこみ上げて、可愛くなったら世界が変わるはずだと思った。
大学でなかなか友達が出来ないのも、コンビニでクレームをつける客に「こんなブス雇う店長はロクなもんじゃない」と理不尽なことを言われたのも、彼氏が出来ないのも、整形すればすべて解決すると思った。
そのためのお金を稼ぐ方法もこのブログが教えてくれた。


私はまだ処女でキスは挨拶としてならしたことはあったけど、フェラチオもしたことがないから「手だけ」で稼げるというお店をネットで探し、翌日早速面接に行った。


店長と名乗る男の人に履歴書を渡したら、上から下まで舐めるように見られ「うちは制服が9号までしかないから、君はちょっと。でも知り合いのお店で君にあいそうなところがあるから、そこはどうかなぁ?」と言われた。
頑張れば9号着られます。と切々と訴えると店長は奥からアルバムを取り出し
「これ見てくれたらわかると思うんだけど、うちはソフトサービスだから女の子の質が大事なんだ。申し訳ないんだけど、これくらのレベルの女の子じゃないと雇えないんだ。」
と見せてくれたアルバムには、たしかに細くて誰がどう見ても可愛い女の子ばかりで私は何も反論できなかった。


紹介してもらった知り合いの店は30分総額5000円で指いれOK、生フェラ、69、スマタまでアリという安さがウリのお店だった。私の容姿にあう店。という意味であのテコキ店の店長は紹介してくれたんだろう。


それでも1日働いたら5万円くらいにはなるとう説明で、私はそこで働くことに決めた。
初めてのフェラチオは部長と名乗る、背中に大きな刺青のはいった男の人に、仕事の流れを習う時にした。


毎日昼の12時から深夜1時までフェラチオをし続けた。
指入れされすぎてアソコは常にヒリヒリするし、乳首もたまに血がでるくらい触られた。
薄暗いベットと通路しかない不衛生な部屋で、毎日20人以上をフェラチオし40回以上シャワーを浴び、弄繰り回されていあたら頭がおかしくなりそうだった。
そこで「ねぇ、いいじゃん。ちょっとくらい」と2人に1人からは本番を打診され、無理矢理押さえつけられることも珍しくなかった。


それでも整形したいという欲望が勝って、私はこんな環境で4ヶ月も頑張った。大学には休学届けを出した。
整形して別人として復学しようと考えていた。

1000人以上のオトコの精液とか唾液とかに耐えて貯めた金で私は2重手術と歯の矯正、それにお腹まわりと太ももの脂肪吸引を受けた。


脂肪吸引はめちゃくちゃ痛くて2ヶ月経った今でもデコボコ腫れているし傷口が全然治らない。
私はケロイド体質という体質らしく傷が治りにくいそうだ。
2重は最初はバッチリしていたが腫れが引いたら大した顔の印象が変わらなかった。
歯の矯正も顔を劇的に変える要素にはならなかった。


その頃「整形映えする顔」という存在を知った。
私は整形映えしない顔のようだ。
どれだけいじっても、美人にはなれない顔。


あんなに頑張ったのに、私に残ったのは少し細くなったけどデコボコの傷口が痛々しいお腹と太もも、そして「整形しても変わらない」というレッテル、正常位スマタの時にお客さんが故意に挿入したのが原因と思われる妊娠陽性反応だけだった。

風紀

「ねぇ、今月私すごくない??18連勤とか頑張ってることない?」
帰りに店からドンキまで荷物を持って送ってくれる、田中くんとのおしゃべりが鬼出勤の私の唯一の癒し。
田中くんは今のヘルスに同じ時期に入店し、彼が主任になって私が早番のナンバー2になったのも同じ時期だった。
それからは彼が出勤管理とか送りをしてくれるようになった。


早番だから遅くても17時に終わるのに、なぜかドンキ前まで男子スタッフが送ってくれるこのシステムは相当古いし、この時間に黒スーツの人間の隣を歩くのは恥ずかしいから嫌だった。


でも半年間毎日田中くんと3分ずつ話ていると、なんとなく好意を抱くようになって、情がうつるというか・・・「ねぇ!私リアルバースデー今日なんだよね!お祝いに、あのヌイグルミとってよ!!」と無理矢理ゲーセンに寄り道させて、ぷーさんの大きなヌイグルミをプレゼントさせた。

相談て名目で出勤確認の電話の時に長く話し込むこともあった。
田中くんは寮に入ってる。
4コ上の30歳。
30歳で風俗店のボーイてのもどうかと思ったけど、好きになったんだから仕方ない。


「あのさぁ、悪いんだけど明日も女の子少ないんだよね。早朝だけでもいいから無理??」
と頼まれたら断れない。
そうだ、元々6時半から16時まで火金休みなのに、なぜか18連勤しておかしいと思ったら田中が原因か!!
「えー嫌。」
「お願い!」
「じゃ、みずほにお金いれたいから、駅まで送ってくれたら、出勤してあげる。」
そんな小さな駆け引きが喜びだった。


20歳の誕生日の前日に店を辞めると伝えた。
最後の出勤はもちろん全コマ完売させた。


最後の送りの時、田中くんに「好きだよ」て言ったら「俺もです」て言った。
一緒に住みはじめた。
20歳になったから吉原で働けると吉原勤めをする私に田中くんはあいかわらず送りをしてくれる。
私が買ってあげた車で、今度は一緒に住む家まで。

やらずの色

ヒロトと出会ったのは、高校を卒業してキャバデビューをしてすぐだった。
ヒロトもホストをはじめて半年で、まだ19歳だった。

それから5年。
私もヒロトも有名大箱のナンバーになった。
お互いの営業スタイルは驚く程似ていて、多数の細客にはマメに連絡、太客には色恋。
バースデーやノルマのキツイ時には助け合ってここまできた。
私はヒロトのことが大好きだったしヒロトも多分好きでいてくれた。

あーでもない、こーでもないと営業メールの文章を一緒に考えた18歳の夏。
初めての単独バースデーイベントのプレッシャーで泣いてたら、いつの間にか同じベッドで寝てた19歳の夏。
ヘルプの教育がうまく出来ずに困ってた20歳の夏。
21歳の夏にヒロトは180万の売り掛けを飛ばれて、私は結婚詐欺で訴えられていて病んでいた。

枕営業も裏っぴきもお互いの汚い部分も知っていた。
でも、私とヒロトに体の関係はなかった。
処女は太客との枕だったし、その後の裏っぴきで、どーしてもやらなきゃいけない状況にしてしまった3,4人の客と数人のホストと寝たことはある。色カノという立場を経験してみたくて半年くらいホストと付き合っていた時期もあるけど、一番の親友はヒロトだった。
私の青春はずーっとヒロトと一緒だった。

でも、ヒロトの色カノに赤ちゃんが出来て、私たちの関係は終わった。
「昼の仕事につきます」と8月31日に引退イベントをしてきちっとナンバー1としてホストを辞め、9月10日から目をかけていてくれた女社長の会社で働くという彼が大人びて見えた。

秋には入籍するらしい。

私は勝手にこのまま、あと3,4年はお互い水商売を続けると思っていた。
寂しくて、寂しくて仕方なかったから仕事に打ち込んで気を紛らわせた。
毎日潰れる寸前まで高い酒を飲んで、家に帰ったら、それを全部はいて同伴時間までずっと営業メールや電話をした。

水商売を上がっても、このままの関係だし。というヒロトと9月の5日に会った時、
「1度だけでいいからセックスしてください。」
とお願いした。
ヒロトは私を抱きしめて、オデコにキスして「ごめんな」て言った。

本当はわかってたんだ、ヒロトのエースは私。色カノだとヒロトが言ってる女の子こそが本カノだ。って。
知ってて、愛してた。
死にたい。