ブログを書くのに時間を割きたくないんですがね~、ネトウヨ、嫌韓のブログを見ていると、イライラするのです。



あるネトウヨさんのブログ記事を一部、抜粋します。(名は伏せます)

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集団的自衛権は世界では常識であり、国連が認めているのは戦争が抑止されるからで、ヨーロッパなどで攻撃されたら同盟国で助けあうというNATO(ナトー)という軍事同盟は集団的自衛権によってできているわけです



NATO(ナトー)は隣国を軍拡をして脅したりしていますか

NATO(ナトー)ができてから集団的自衛権で戦争が起こされていますか



安倍首相は豪州などに行かれてますがどこも日本の集団的自衛権を認めています、そうでないのは中国と韓国なのです(中国は国連に従うなという事を言っているわけです)



力の無い国々が協力し合っていこうという集団的自衛権は戦争を抑止する為に世界が認めている事なのです、



戦争を抑止する事、これをすると戦争をするようになる、などと実態と真っ向から反する事をすれば、戦争が起こり易くする行為なのです



言い換えれば軍拡の中国に占領されやすい状況と作る事が正しいと思わせる為に、芝居を打たせマスコミや政治家を使う事で事実でない事を事実と信じ込ませる



これが扇動です、

真実を曲げる行為、情報戦略なのです

河野談話もこの線上にあるわけです

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転載終了



戦争は起こされていますか?だって?



日本の同盟国はどこですか?アメリカです。アメリカは戦争してこなかったとでも言いたいのでしょうか?



この人に聞きたい1985年日本にプラザ合意を突きつけてきたのはなぜですか?アメリカが双子の赤字を抱えていたからです。財政赤字と貿易赤字です。ではこの財政赤字はどうして、赤字になってしまったのでしょうか?ソ連との冷戦による軍事強化が原因です。



北朝鮮と韓国が戦争になったのも、アメリカとソ連が朝鮮半島で対立したからだし、イランイラクが対立し戦争になったのも、アメリカがソ連とイランイラク上で対立したからだし、アメリカがアフガニスタンに侵攻したときも、そのどさくさにまぎれて、石油パイプラインを引いていたしどうみても、アメリカが戦争のやりすぎで財政赤字を抱えています。アメリカは、世界の平和とか言いながら戦争ばかりしてきた国なんだよ



集団的自衛権というのは、自衛隊が米国の軍隊に入ったようなもんで、リーマンショックで莫大な借金を抱えるアメリカと、莫大な財産を抱える日本が集団的自衛権で協力し合うことを認めるということですアメリカが日本の財産を狙っているのが見え見えなんですけど・・・。これで戦争は起きないと?これで、集団的自衛権で戦争抑止力になり、戦争は起こらないと???集団的自衛権を反対するやつらは日本人ではなく、外国のスパイだと???これじゃ、まるで日本のマスコミは外国人にのっとられているかのような言い方ではないか。在日朝鮮人がのっとったといいたいのでしょ?在日朝鮮人が日本を貶めるために、マスコミをすでに牛耳っており、さらに日本の政治までをも乗っ取ろうとしていると・・・。



あんたらの妄想だよ。



莫大な財産を抱える日本を、アメリカはどうしても放したくないのです郵政民営化も日本の財産を狙っていたし。それで嫌中、嫌韓は、集団的自衛権で平和が保たれる???安部のいった「日本を取り戻す、は、「日本を売り飛ばすの間違いだろ



ネトウヨさんたちは、世界情勢を鳥瞰できているのでしょうか?



ASEANAPECの対立は、自由主義か、保護主義か、の対立ではないのか・・・。三橋貴明がグローバリズムに反対してるのは、自由主義に反対しているからです。TPPこそ新・自由主義の象徴ではないのですか?自由主義に進むと日本は撃沈すると、言っている。何度も言いますが、今、世界情勢と言うのは、自由主義か、保護主義か、の対立しているのです。それも極端な保護主義、極端な自由主義が起きている。この状況で戦争にはならないと???



歴史を学ぶと解りますが、今の状況と同じく、2つの世界大戦も、極端な自由主義、極端な保護主義、という対立から発展して引き起こされます。簡単に言うと、極端な保護主義であった帝国主義は、多くの植民地(市場独占)を持っていました。しかし、日本やドイツは植民地を持っていなかったために、世界恐慌後の200%を超える高関税で大打撃、そして植民地(市場獲得)を目指して侵略戦争へと進んでいったわけです。つまり、世界大戦は、「保護主義の連合国」と「自由主義を求める枢軸国」との争いだった。今まさに同じ状況ではないですか?



もう一つ例をあげます。



ナポレオン戦争も、極端な保護主義と極端な自由主義の対立で起きてます。簡単に説明すると、18世紀イギリスは、産業革命に成功し工業化します。また、インド産綿布を模倣して綿織物工業へ転換しました。これにより圧倒的な貿易力を養いますが、農業国ではないイギリスにとっては、貿易こそが死活問題だった。この工業化した安く高品質なイギリス製品は、フランスにとって、市場を独占された状況となり死活問題となってしまいました。そこでフランスはイギリスとの貿易を禁止するために大陸封鎖を出すわけです。ところが、この大陸封鎖は農業国であるロシア、ポルトガルなどの農業国までイギリスと貿易できなくなり、この国々の人たちまで死活問題となってしまったのです。それで戦争になってナポレオンは敗北する。これも極端な保護主義と極端な自由主義の対立で戦争が起きているわけですよ。



そしてアメリカの経済状況

アメリカのドルがなぜ、基軸通貨に慣れたのか?それは第一次世界大戦、第二次世界大戦でイギリスをはじめとする連合国が、軍事費を捻出するため戦時国債を発行し、その多くが販売されたのもアメリカの証券市場だったからです。引き受けたのはニューヨーク最大の金融資本であるJPモルガンです。日本の金もそうですが、こうしてアメリカは世界最大の債権国となり米ドルが国債通貨となれたのです。



世界最大の債権国がドルを基軸通貨にしたのです。



で、現在の世界最大の債権国はどこ?



24年連続、日本です。じゃあ、日本の円がドルに変わる世界の基軸通貨になるの?いやいや、日本の親分であるアメリカがそんなことをさせるわけがない。世界最大の債権国である日本は、アメリカのドル暴落の歯止めに利用される。そのためには日米同盟強化やTPP、また戦争が必要なんじゃないんですか?アメリカは軍事産業国家ですからね。



で、話戻って、アメリカが参戦したのは、悪い国を倒して世界の平和を守るために参戦したのではなく、連合国が敗戦してしまうと、せっかく購入した戦時国債が紙くずになってしまうからで、金ほしさにアメリカは参戦しているんです。金儲けのために戦争をしている。また、第二次世界大戦でもアメリカは連合国に武器輸出で世界恐慌から立ち直っているのです。



今、日中戦争がおこる兆しになってきてますが、アメリカは日中戦争を起こさせ武器輸出してリーマンショックやまだ解決していない世界大恐慌を食い止めようとしているのではないのか?と言っているのです。戦争は一部の金融財閥に巨万の富を与える。これは歴史が証明しています。今のアメリカおよび世界経済の状況とかつて世界大恐慌を戦争の特需で復活した頃のアメリカとよく似てませんか?と言っているのです。ところで、これって左翼思想?



嫌韓やネトウヨさんに茂木誠さんの本をお勧めします。

「経済は世界史から学べ!」



茂木いわく「グローバリズムは常に、経済強国に恩恵をもたらす」



この茂木さんの言葉を忘れてはならない。韓国のように飢えに苦しむ経済弱国が他国の技術を盗む行為、これは確かに犯罪だ。しかし、世界経済をとりしまる金融財閥の博打商品の販売や、日本のようにインサイダー取引したり、市場独占することは、許されるんですか?市場独占された経済弱国はひとたまりもありません。経済弱国は食べていくのがやっとで、どんなに優秀な人材がいても技術革新をするお金すらありません。経済弱国の犯罪は、経済強国が取り締まる。しかし、経済強国(金融財閥)の犯罪は一体誰が取り締まるのですか?



言っている意味が分からない? では、次はどうだろう。

飢えに苦しむ貧しい国民が、スーパーで食べ物を盗む行為、これは確かに犯罪です。しかし、国家がインサイダー取引をし、また、デフレにデフレ政策で国民を飢えに苦しめる国家の政策は、許されるんですか?貧しい国民は食べていくのがやっとで、勉強する時間さえ与えられないのです。このように国民の犯罪は国家が取りしまる。しかし、国家の犯罪は一体誰が取り締まるというのでしょうか?と言うことです。



同じ理屈ですよ。





参考文献

経済は世界史から学べ!  茂木誠著