あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。


年賀状はお休みしました。
不義理でスミマセン。

事務所に入って、派遣の仕事を辞めて、作家としてやっていこうと足掻いて五年がたちました。
昨年は、いろんな出会いがあり、いろんな意味で目から鱗というか、
今まで思い込んだりしがみついてきたことから解放されたというか、
そんな一年でした。

今年はどんな年にしたいかというと……
事務所に入って、「脚本家としてやっていくぜ!」と決意してから六年目なんですよね。
振り返ると、うーんと背伸びをしてきた五年間だったような。
今年からは身の丈というか、ありのままというか、
上を見すぎて足元がふらついたり、隣の芝生が気になって壁にぶつかったりせずに、
いい意味でマイペースでがんばろうと思います。

五年間封印して、昨年から再開したことがあるんです。
DTPの仕事です(派遣社員ですが)。
夫からの「そろそろ家賃を払ってクダサイ」というお願いと、
映画やお芝居チケット代を稼ぐために、
フルタイムではありませんが夜勤で復帰しました。

制限時間までに決められた枠の中に与えられた情報を入れ込んで、さらに広告として見やすく分かりやすく作り上げて行くDTPのお仕事は、パズルのようで楽しいです。
五年ぶりに復帰したけれどブランクは全く無く、
やはり私向きの仕事なんだなと再認識。
最長今年の2月までということでしたが、
年末に延長の打診があり、引き受けちゃいました。

でもだからといって作家のお仕事を疎かにするつもりはありません。
DTPの仕事と作家仕事の両立は難しいかなと思っていたけれど、杞憂でした。
(睡眠不足にはなりますが)
DTPの作業中に、プロットのだめな所の解決法が思いついたり、
新たなアイディアが浮かんだり、
小説や脚本の仕事とは、また別の脳みそを使っていることが刺激になるのか、
閃きは以前よりも増えました。
(睡眠不足にはなりますが)しばらく続けていくつもりです。

この五年間、DTPに復帰するようなことがあったら負け!
と思って突っ走ってきたけれど、つまらん意地でした。
というか、意地の張り方を間違えていた気がします。
売れていないことを悩んでいたけれど、そこで悩んでも仕方がないし。
売れない脚本家は業界の底辺だと言われても思われていても売れない脚本家は使い捨てのゴミだと言われても思われていてもよくそんなマクドナルドのバイトの時給以下の仕事を続けているねと言われても思われても、
書いている時の楽しさや喜び(時々苦しみますが)には変えられないし。

それに、どんなお仕事でも、
自分の想像や妄想が人に読まれて演じられてお金になるということは、
嬉し恥ずかしで恐縮しつつ、とても興奮します(笑)。
たまりません。やみつきです。やめられません。やめてたまるもんか。
性癖みたいなもんです。
それを誰かと比べて落ち込むなんて、愚かなことでした。

五年経って、やっとここです。
五年でくるっとひと回りしたような感じです。
六年目から、再スタートです。

そんなわけで引き続き二足のワラジ生活ですが、
引き続き映画やお芝居をたくさんみて、色んな人の話を聞いて、
睡眠不足と闘いつつ、
傲慢と言われようが何だろうが、
自分の性癖にじっとりねっとり取り組んで
嬉し恥ずかし恐縮ですと思いながら、興奮しながら、
自分の作品に取り組んでいこうと思います。

それに、書き続けている限り、まだ負けじゃないしね。
(やっぱり勝ち負けにこだわっている

今年は、そんな感じで生きていこうと思っています

お芝居を沢山みた年でした~。

これまであまり積極的では無かった舞台の観劇。
今年は、心を入れ替えて金に糸目は付けず、ジャンルは問わず、
お芝居好きな方々のお薦めを、果敢に攻めました。はい。

お芝居のチケット代を稼ぐために、派遣の仕事を復活させ、二足のわらじも始めました。
締めきりと打ち合わせと派遣の仕事の合間に、睡眠削って見に行ったりして、
正直、きつかった。
しかーし、ものすごく勉強になった。と、思う。
どの作品がどう勉強になったのか、具体的かつ論理的な解説はできませんが、
(だめじゃん)
私に欠けている何かがちょっと埋まったような?
底上げが若干出来たような?

ほんとか?
と私の中の人が突っ込んでいます。
これだけ時間と金を注いだんだから、きっちり血肉にして元を取れと。
多分、無駄にはなってないと思います。
私の脚本が劇的に上手くなっているということは、ないと思うけれど(ダメじゃん)。

ごめんなさい。中の人。来年もがんばろうね。

無差別鑑賞のおかげで、
好きな役者さんをみつけたり、
好みのお芝居が分かってきたりしたので、
来年は、そっちを追いかけてみようと思います。
それとは別に、まだ見ていないメジャーな劇団のお芝居も
プラチナだろうがなんだろうが、頑張ってチケットゲットしていきます。

そのためにも、がんばって、働きます。はい。

年末年始は、映画を見まくります。
ホビットと社会派映画のDVDと木下恵介作品をいくつか。

天才でも秀才でもないので、
とにかく見まくって感じまくって体で覚えていくしかないです。

http://shinwakids.com/

映画のお仕事は完成までの時間が無限大だったりするのですが、
(途中で頓挫することも多い)
今回のお仕事は、あっという間に形になり、とてもとても嬉しいです。
過去に一度、単館の中編映画のお仕事をしているのですが、それは脚本協力でしたし、
事実上この作品が映画デビュー。
デビュー作がダンス映画というのが、またまた嬉しかったりします。

とにかく、子どもたちのダンスがすごい。
冒頭のダンスでテンションが上がります。
神話とキレキレのダンスというミスマッチが、インド映画のようだなあと思ったり、
自分で書いておきながら、ラブシーンが照れくさくて脇に汗かいたり、
主役二人の神さま男子がなかなかかっこよくて何度か見とれてしまったり、
これを大人バージョンでやったらどうなるのかとか、舞台でやったらどうだとか、
色々考えたりしながら、楽しい試写の時間を過ごさせていただきました。

それから、オリジナルの楽曲も素晴らしい。
バラードなんか、覚えてカラオケで歌いたいくらい(笑)。

とてもとても短い撮影期間で、
演技経験のない子どもたちと、
ままならないお天気と、宮崎の酷暑と、
未熟な私の台本を相手に、
監督のお仕事はそりゃもう大変だったと思います。
それを支える制作スタッフのみなさまも、そりゃもう大変だったと思います。

頭がさがります。

そういうみなさんのモノを作る熱意に触れて、
私はそれに応えられているだろうかと、自問自答。
感謝の気持ちは、良いモノを生みだしてお返しするしかないので、
とにかく、心新たに精進したいと思います。


みなさま、ありがとうございました。