昨日のブログに書いた


父を探して我が家に来た女性と小さな女の子の話。


訪ねて来た時は正直に驚きました。


そして父を見つけて話した時の父の対応にも娘として驚きました。

女性に会おうともしないで突き離したのですから。


女性と小さな女の子と暮らしたのは僅かな時間でしたが

共に暮らすと情が湧くものです。

最初は正直、迷惑な気持でした。


でも

大人の事情を何も知らない 

小さな女の子は私に懐いて

私が会社から戻ると

「お姉ちゃん!お帰りなさい!」

と玄関まで走って来て私に抱きつきました。


小さくて目がクリクリとした可愛い顔立ち。


小さな女の子には何の罪もありません。


そして、その子の母親にも罪は無いと私は思っています。


山口組に属していた父が関西に出向いていた時に知り合い

付き合う様になったのでしょう。


私には年が離れた妹ができた錯覚になり

残業もディスコ通いもしないで

小さな女の子が待つ私のマンションに飛んで帰る日々でした。


おマセな女の子からは時には

年に似合わない質問や言葉を聞き踊ろく事もありました。 


今、思い返すと、その女性と私は10才も年が変わらなかったと思います。


細くて小柄な彼女は知らない土地の札幌に父を探して来て

ススキノの風俗店で働く日々。


昨日はブログを書きながら泣けて来ました。

彼女と小さな女の子を思い出すと

今も涙が流れます。


彼女は本当に父に惚れていたのでしょう。

携帯電話も無い時代。


余程の覚悟で札幌に小さな女の子を連れて来たのだと思います。


父を思う気持ちだけで飛行機に飛び乗ったのでしょう。


せめて最後は父が女性に会って話して欲しかった。


私の母が作り話をして

それを疑いもせずに信じて

札幌から関西に帰って行った彼女の気持ちを考えると


理由は何であり

彼女の気持ちを裏切った父に代わり

頭を下げて謝りたいと思います。

父に謝って欲しくても今は亡き父ですから。


後にも先にも

父の女性問題に関わったのは

関西の彼女だけでした。

だから尚更、鮮明に覚えているのです。


新築で購入したマンションで

やっと母と二人の平穏な生活が始まりました。


彼女と小さな女の子が今、幸せであります様に


−話は続きます−