世界の中心で、愛をさけぶ(映画版)
100点。確かに今の自分を構成する染みの1つになっている。ある日、朔太郎の婚約者・律子が突然書置きを残して失踪した。彼女の行き先が四国である事を知った朔太郎は、後を追いかける。四国は朔太郎の故郷でもあり、高校時代の初恋の思い出が眠る場所でもあった…。(Amaz〇nより)「遺された者に出来るのは、死者との想い出を整理することしかない」悲しみを整理し、前へ歩み出すこと。これが本作の主題である。それをしかと読み解いたからこそ、行定監督は大沢たかおと柴咲コウという2大キャストを起用し、小説ではエピローグに当たる10年後の主人公たちという役を与えた。そして、エピローグの重要性を理解していたからこそ、小説では数ページしかなかったエピローグ部の物語を広げ、観客の視点を「今」に誘導したのである。