85点。継がれた道。

 

まだ梅雨の始まらない五月の終わりの鎌倉駅。よく似た顔立ちだが世代の異なる三人の女性が

一堂に会した。
戦中、鎌倉の文士達が立ち上げた貸本屋「鎌倉文庫」。千冊あったといわれる貸出本も

発見されたのはわずか数冊。では残りはどこへ――夏目漱石の初版本も含まれているという

その行方を捜す依頼は、昭和から始まり、平成、令和のビブリア古書堂の娘たちに受け

継がれていく。
十七歳の「本の虫」三者三様の古書に纏わる物語と、時を超えて紐解かれる人の想い。

(Amaz○nより)

 

純粋に面白かったです。1つの本を巡って3つの時代の物語が繋がります。