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100点。原発事故の映画です。

原発の取材中に事故に遭遇し、それを伝えようとする女性リポーター、
事故の原因となった杜撰な管理と重大な欠陥に気付き、事故の再発を防ぐために命を懸ける原発技術管理者、
不祥事を揉み消そうとする利益優先の経営者、といった人物たちの対立を描く。
(Wikipediaより引用)

「チャイナ・シンドローム」というのは、
もし、アメリカの原子力発電所がメルトダウンを起こしたら、融けた燃料が地面を貫き、
地球の中心を通り越して反対側の中国まで熔けていってしまうのではないか、という作中で出てくる理論です。
※実際はそんなことは起こりません。

この映画が公開されたのは1979年3月16日、
その僅か12日後の3月28日に「スリーマイル島原発事故」が起きました。
この影響で映画は大ヒットを記録、これ以降、それまで医学用語としてしか使われていなかった
「~シンドローム」(~症候群)という言葉が、社会現象などを表す言葉として使われるようになったそうです。

そして今、「東海村原発事故」や「福島原発事故」を経験した我々にとって、
今一度本作を見直すことは、とても意義のあることだと思う。
事実私は、底知れぬ恐怖激しい嫌悪感を抱きながら本作を観賞した。
(従って、これから本作を見ようとする方は十分に気を付けて欲しい。)

原子力発電技術自体に問題があるとまでは言わない。
しかし、それを取り扱う「人」がこんな様では――と思ってしまう。