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85点。超法規的な存在。

自分の手柄のために、テロリストそっちのけでバッドマンを追いかけるという刑事がいて、
それがとても滑稽に映ったため、「光の騎士」の品格が堕ちてしまった。

その結果、「バッドマンはヒーロー」という色が本作では強い。
前作でも触れたが、確かにバッドマンは正義のヒーローかも知れないが、決して善の使途ではない。

バッドマン自身でも認めているように、本シリーズのタイトルもそれを示唆するように、彼は「闇の騎士」なのだ。
善ではなく、悪の存在なのだ。
作中でゴードンがその存在を認めたようには、私は「超法規的存在」を決して認めない。
法治社会には在ってはならないモノなのだと私は思う。

少なくとも、法を超える(破る)ということは、本作の描写にもあるように、相応の犠牲を伴うということを覚悟して欲しい。