75点。碓氷優佳、再び。

 

私は君に殺されることにしたよ。しかも殺人犯にはしない──。
死を告知された男が選んだ自らの最期。周到な計画は、一人の女性の出現によって齟齬(そご)を

きたしはじめた膵臓ガンで余命6ヶ月──
〈生きているうちにしか出来ないことは何か〉
死を告知されたソル電機の創業社長日向貞則(ひなたさだのり)は社員の梶間晴征に、自分を

殺させる最期を選んだ。彼には自分を殺す動機がある。殺人を遂行させた後、殺人犯とさせない

形で──。
幹部候補を対象にした、保養所での“お見合い研修”に梶間以下、4人の若手社員を招集。日向の思惑

通り、舞台と仕掛けは調(ととの)った。あとは、梶間が動いてくれるのを待つだけだった。

だが、ゲストとして招いた一人の女性の出現が、「計画」に微妙な齟齬(そご)をきたし

はじめた……。

(Amaz○nより)

 

前作で彼女は「冷静で冷たい女」と評されていましたが、今作でもそれは健在です。

 

作中で「もう2度と、自分の周りで人に死んで欲しくない。」みたいなことを痛切に語って
いますが、あれもおそらく演技です。社長に自殺を思い留まらせるための。つまり、自分の思い
通りに人を動かすための。

 

最終的に梶間が生き残ろうが、日向が生き残ろうが、彼女は真相を明かすことは無いでしょう。
何故なら、彼女はそんなことに興味が無いからです。