70点。俳優が良くても作品が良いとは限らない。

 

最愛の娘が、少年達によって、凌辱され殺された。謎の密告電話により、失意のどん底に落ちていた

父親・長峰重樹は、犯人を知ることになる。
「我が国の法律では未成年者に極刑は望めない」
復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、父親は自ら犯人を追う――。
「警察は市民を守っているわけじゃない。警察が守ろうとしているのは、法律の方ってことですか」
娘を殺された父親の気持ちと残虐な犯罪を繰り返す少年を守るかのような少年法の狭間で揺れる

刑事・織部孝史と真野信一。それぞれの苦悩と葛藤が交差し、事件は予想外の結末を迎える。
(Amaz○nより)

 

きっと原作は素晴らしかったのでしょう。
でも映画の尺には収まりきらない部分があって、色々と大事なところを削いでしまったのでしょう。
何処を削って何処を残すかってことをしっかり推敲しないと、小説の映画化は空転してしまうの
ですね・・・

 

(おそらく重要人物だったであろう)ペンションの女主人とかが脇役に成り下がったせいで、
主人公の心境変化が全然伝わりませんでした。
「えぇ...なんで殺さないの!?」
――みたいな。一番大事なところに疑問符が残ってしまいました。
密告してくる少年の立ち位置もいまいち判然としませんでした。

 

映画の尺に収めた脚本にするには「密告してくる少年」を外しても良かったかも。
その分、心の葛藤に尺を回せますから。

 

むしろ、2人を殺して、密告してきた少年も殺して、最後に主人公も自殺する。
――という構成に変えても良かったかも(いや、原作レイプなんですけど・・・)。
全てを喪失することで、逆に際立つものがあるでしょう?