こんばんは、Dせんせい(男性幼稚園教諭)です😄
今日もご覧いただきありがとうございます。
今日は、年長クラスのある子どもからの質問、
「どうして人は失敗するとダメなの?」
について書きたいと思います。
その子は、ことがうまく運ばず、
大泣きをしていました。
自分のやりたいこと、思いが通じない、
届かない、上手くいかない…。
その子は、失敗と受け止めていたのでしょう。
その子は泣きながら、こう言いました。
「先生、どうして人は失敗するとダメなの?」
私は驚きと共に喜びを感じました。
もうこんなことを考えられるようになったのか…と。
6歳の子どもがたずねる質問にしては、
哲学的で考えさせられるものでした。
その質問に答える前に、宇宙の話をしていたので、
話を合わせてしてみることにしました。
これは私にとってのアクティブラーニングです。
さあ、どう話を進めるか…。
宇宙✖️失敗✖️幼児🟰…?
子どもにわかる題材は…
1986年のチャレンジャー号の爆発事故にしました。
チャレンジャー号というスペースシャトルは、
宇宙に向かって出発しました。
みんなの夢と希望をのせて宇宙に発射されました。
乗っていた人は7名、素晴らしい宇宙飛行士さん。
さあ、そのチャレンジャー号は、宇宙に行けたでしょうか?
子ども達は、「行けた!」「宇宙に行った!」と回答。
私は、しばらくの間をおいて…。
いいや、いけませんでした。…子ども達は?の顔。
どうして?と訊ねる子どもたち。
70秒後に大爆発しました。スペースシャトルは粉々に。
乗って人は?と心配そうな子どもたちの顔。
全員亡くなりました。…子どもの沈む顔。
宇宙に行くことなく、地球の中で爆発しました。
さて、このあとどうなったでしょう?
するとある子が…また宇宙に行った!と回答。
そう!その後もスペースシャトルは打ち上げられました。
7人の方は亡くなってしまった。
しかし、これは悪いことなのか。
亡くなってしまったことは悲しい出来事。
でもそれが怖くても、人間は宇宙に行くことを
諦めませんでした。
研究を続けて、また何度も宇宙に向かいました。
その人たちのためにも…。
これからの人間のためにも…。
ここで失敗はあったんでしょうか?
失敗とは悪いことなんでしょうか?
失敗は二つのお仕事があります。
①失敗は人を諦めさせるお仕事、
頑張ることをやめさせること。
②失敗はそれから次にどうやるかを
考えて変えていくエネルギーになること。
みんなはどっちを選びますか?
子どもたちに回答はだいたい一緒でした。
失敗は、一般的に上手くいかなかったこと。
しかし、見方を変えれば…
新たな発見と未知への挑戦、エネルギーとなること。
どのようなマインドで、これから子どもたちに受け止めて
いってもらえるか…。コーチが必要ですね。
失敗は自分を高めるイベントであり、
エネルギーの発生磁場であることを
自分にも強く言い聞かせたいと思います。
今日も一日お疲れ様でした。
このような子どもから学ぶことを
毎日書いていきたいと思います。
多くの皆さまに思いをお届けできたらと思います。
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