前編でお伝えしましたが、
Z世代の下は「α世代」といい、
Z世代とα世代の間くらいを「Zalpahs(ザルファス)といったりします。
・Z世代・・・1990年代半ば〜2012年頃
・α世代・・・2012年以降
なのでZalpahasは今の中学生とか高校生くらいでしょうか。
●Z世代の特徴としては
・デジタルネイティブでデジタルリテラシーが高い
・多様性を重視
・社会課題を解決するエシカル消費
・個人の価値観を重視
などがよく言われている特徴です。
●α世代はそこにプラスして、
・ゲームなどを通してメタバース空間などに対しての抵抗感がない
・よりグローバル意識が高い
・コロナ時代を小学生もしくは幼少期に経験しているので、教育でデジタルがより一層入り込んでいる
と言うのがよく世代の特徴として言われています。
前編の最後にとって付けたように書きましたが、
実際、息子と一緒に帰ってきた6年生の孫(男の子)の最新機器に対する知識の高さには脱帽でした。
まさにここに書いたそのままです。
iPadをあげたら、何の抵抗もなく使い始めたのには驚きでした。
小学校で使っていることもありますが、
私は使いこなせていなくて、おたおたしているのに・・・。泣
ここからは、Z世代の下のZalpahasと、α世代と接する機会の多いZ世代の子が言っていたことです。
『Z世代は社会への環境意識が高いですが、まだ貢献みたいな言葉を使います。
でも下の世代の子たちは、幼稚園の頃からSDGsみたいなことをベースの教育を受けているから、人類は地球とほぼ一心同体的な意識を持っている。貢献という意識じゃない』
『日本がどうとかではなく、境界線がない感じ。
日本が、みたいな感じではなく、小さい頃からオンラインで全部つながっている感覚を持っている。
だから日本が良くなるというより、世界全体良くならないと、という感覚。だからコミュニティの感覚が大きい』
『アバターを使うのがメタバースとかで当たり前なので、自分を演じる力が強い。
メタ視点を持っている。
SNS疲れをしているZ世代を横目に、メタバースで演じてコミュニケーションしてうまく行かせている』
一番面白かったのが、
『自分のやりたいことをするのに、正当なルートで行かないで、どうやったらやりたいことができるか、別ルートを考えている。
極論で言うと、入りたい会社があったら、面接受けてとかじゃなくて、直接facebookとかで、社長に連絡して個別に面談してもらったりしている。』
『そういう正規ルートじゃないのは、Z世代の人はずるじゃないかと思っているけど、下の世代は気にしないで、ガンガン上の世代にもコミュニケーションしてくる』
『 』は、ZalpahasとZ世代の子が語っていることばでした。
もう人の用意された道をいかに歩むんじゃなくて、自分でルールを切り開く認識が強いんでしょうかね。
おそらくこのあとのAIネイティブ世代は、違う生き物くらい全然変わると思っています。
教育も社会システムも全て変わるので、全く全然違う価値観の生き物になるんじゃないかと思います。
境目は今の小学校低学年くらいでしょうか。
異次元の人たちがたくさん出てくるでしょうね。
大谷翔平さんや藤井聡太さんのようなレベルの人が、今までは出てくると想像もしませんでした。
それ以上の想像を超す世代の子たちが、続々出てくるのは楽しみです。
私たちはそういった子たちが、活躍するのを邪魔しない、そういう空気を世の中に作ることこそが、大事なんじゃないかなと思います。