“瞬足(しゅんそく)”て知ってますか?
とんでもない大ヒットを記録している子供向けシューズなんです。
どれぐらいヒットしているかというと、足が速くなるということをアピールすることで、
累計8,000万足という、ワケのわからない数字を叩き出しています。
この大ヒット商品が生まれたのには、おもしろいきっかけがありまして、、、
それまでの子供靴は、通学用の靴が普通で、運動に適したものではなかったんです。
そこで、通学ではなく、子どもにとって晴れの舞台である運動会に注目し、、、
「運動会で転ばずに走れる」
というコンセプトで作られたことで、瞬足は、大ヒットすることになりました。
なんでも、子供が運動会のリレーで転んでしまい、
悔し涙を流しているところを見て、この商品コンセプトが見つかったんだとか。
お客さんが求める商品を作るということのお手本のような話です。
小学校時代“足が速い“ことが持つ特別な意味ってありましたよね。
大人になってしまった私たちからすると、足が速いというのは、大した意味はありませんけど。
でも…
子供の頃、特に小学生の頃の男の子にとって“足が速い“というのは、
特別な意味を持っていませんでしたか?
私は女の子でしたが、絶対に一番になると決めて必死で走りました!
お転婆だったし、男の子に負けたくなかったから・・・。
女の子だって速く走りたいんです。
足が速い男の子はなんとなくすごいヤツ、みたいな。
小学生の頃は、足が速いことは、勉強ができるってことなんかよりも、
圧倒的に重要な意味を持っていたと思います。
子供だから理屈でどうこうではなく、
こけないで最後まで走れた!
前の子を追い抜かした!
1着でテープを切った!
なーんてことは、最高に嬉しいはず。
なので、”瞬足“というネーミングもイケてるし、コンセプトも最高だと感じます。
親としては、応援したくなりますよね。