効果を期待して高額化粧品を買ったにもかかわらず、思ったほどピンと来なかった場合、私たちは、どうするかと言うと・・・

 

「これは良い商品のはず。自分は良い買い物をしたのだから問題ない。」

と思い込もうとして、ネット検索などで良い評判を探したり、使って良かったという、友だちの話を思い出そうとしたりします。

 

つまり自分で自分を納得させる、ということですね。

そりゃあ、大金を払っているのですから、もっともなこと、

というお話を前回させて頂きました。

 

 

【結婚生活でも同様かも】

さて、これと同じようなことが、結婚生活についても、言えないでしょうか?

 

と言っても化粧品のように、「良かったのか悪かったのか?」という話ではありません。

このブログでも何度も申し上げているように、結婚は「生活」ですから、そうそういつも幸せを噛みしめていられる訳はなく、基本的には淡々と、あるいは忙しく過ぎていくのが普通です。

 

ですから、「結婚して良かったのか、何だかよくわからない・・・。」と思っているうちは、さほど問題なし、と思っても大丈夫でしょう。

 

問題になるのはそうではなく、

実は夫と一緒にいると、気持ちの上で辛い。

でも今まで過ごした時間や、幸せになろうとして、費やしてきた努力やエネルギーを思うと、それを認めたくない、というようなケースです。

 

【人それぞれではあるものの】

夫のどういうところが、妻を追い込むのかはもちろん人それぞれです。

ですが暴力、暴言はもちろん言うに及ばず、

浮気を繰り返す、

無視する、

何かにつけて嫌みを言う、

人格を否定するような言葉を、さり気なく会話に織り交ぜる、

生活費をなかなか渡そうとしない、

などいろいろあります。

 

どれも原因が根深いことが多く、改善はなかなか難しいかもしれません。

 

【人生、今は短くありません💦

「人間わずか五十年・・・」と信長が謡った時代とは違い(と言っても、当時の平均寿命のことではないようですが・・。ある研究によると、戦国時代の赤ちゃんを含まない平均死亡年齢は、60歳くらいだったようです。)、今は100年近く生きなければならない、と思った方が良いでしょう。

実際わが国の100歳以上の人口は、50年連続で増えており(人口全体は減っているのに!)、昨年は8万人を突破しました。

アラフォー、アラフィフであれば、もしかして今の夫と後50年以上も、一緒にいることになるかもしれないのです。

 

夫婦関係を見つめ直すことを妨げているのは、費やした時間や努力、エネルギーだけとは限りません。

妻の方が経済的に生活を支えていた場合には、夫に遣った費用も馬鹿にならないでしょうし、反対に社会的には成功している夫であれば、妻の実家や友人の目を考えると、ためらう要素も多いでしょう。

 

【認めることが第一歩】

これらのことから、妻は例えば夫がモラハラであっても、なかなか認めようとはしません。何とか心のバランスをとろうとして、夫の美点を数え上げるか、あるいは自分のダメさ加減をあげつらうか、ということが多いのです。

この傾向は、頑張り屋さんが多いせいか、いわゆる「出来る女」であっても、よく見られる話です。

 

自分が本当に、夫の「ここが好き♡」と思って結婚を続けているのか?

それとも失敗を認めたくなくて、「良い結婚をした。」と一生懸命思おうとしているのか?

 

「なんだかツラい。」と思うのであれば、一度よ~く考えてみるか、あるいは思い切って周りに相談してみて下さい。

 

「失敗だったかも。」と思い直したからと言って、必ずしもすぐに離婚しなければならない、という訳ではありません。

割り切って、一緒にいるメリットの方を取るのも一つの選択ですし、別居に長い準備期間を設けてみるのも、一つです。

 

それでも、自分をごまかして「結婚を続けなくてはならない。」と思い込むより、正直に事実を見つめる方が、ずっと精神的に安定します。

 

 


 

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