明けましておめでとうございます。
いつも読んで下さって、ありがとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。
【年始に思うこと】
さて、いつもは初詣にいらしていても、今年はそれも叶わず、「自宅でずっと、年末年始を過ごしちゃったよ。」と言う方が多いのではないでしょうか?
ただコロナ禍で不自由な生活を余儀なくされている中でも、やはり日本人にとって年明けというのは、不思議と背筋を伸ばし、「今年こそは・・。」とこの先1年間について、前向きに思い巡らしたくなる節目の時です。
「今年こそは、仕事を軌道に乗せる。」
「今年こそは、家族と仲良く過ごす時間を増やす。」
「今年こそは、家を買う目途を立てる。」
などいろいろありますよね?
【今年こそは・・・】
そんな中で、もし「今年こそは、この結婚生活、どうにかしなきゃ・・・。」と思うところがあるのでしたら、その思いを脇に押しやらないで、早いうちによく考えてみることです。
多くの目標は、年の半ばや終わりに振り返ってみると、がっかりするほど達成できていなかったりするものですが、少なくとも年の初めには、「絶対頑張ろう。」と心底思っているはずです。
もちろん決心したことは、やり遂げるに越したことはありません。
しかし結果的に出来たにしろ、達成できなかったにしろ、年の初めにはっきりと心に決めたり、あるいは漠然とであっても思い描いた目標というのは、自分の幸せにとって必要だからこそ、頭に浮かんだのではないでしょうか。
【確かにメンドクサイことですが・・・】
ただそのどうにかしなくちゃいけない目標が、「結婚生活」という、しち面倒な問題であった場合、先送りしたくなる気持ちも、よくわかります。
結婚生活って、実にいろいろなものが、絡み合って出来ていますからね。
男女の在り方を中心に、子育て、親や親族との関わり、資産運用、居住空間の確保や仕事。
つまりは、人間関係と育児とお金と生きるすべなどが一緒くたに混じり合ったるつぼだと言えましょう。
例えて言えば、箱の中に、いろいろな糸が、ゴチャゴチャに入っているようなもの。
その糸をほぐして整理しようとしても、どれから手を付けてよいものやら、途方に暮れてしまいます。
ですから、
「とりあえずこの問題は、またの機会に考えよう。」
と思いたくなるのは無理ありませんが、女性の場合、それは精神衛生上、余りよろしくありません。
【女性にとっては最優先】
こういう問題を先送りにしても、あまり感情に響いてこない男性と違って(ただし、だからこそ夫が「まずい。」と思った時には、既に手遅れになることが多いのですが)、女性の場合とりあえず考えないようにしても、心の奥底のどこかに引っかかっているはずです。
なぜなら、男性は基本的に社会的動物なので、大抵の場合、新婚当時を抜かせば所詮家庭に関することは、二の次です。
しかし女性にとって、夫との関係や育児などの愛情に関わることは、個人差はあるものの、心の最も大きな部分を占める、最重要課題だと言えましょう。
ですからこの問題をないがしろにして、他のことに眼を向けようとしても、それは土台無理な話。
自分をごまかしているに過ぎず、下手をすると、知らないうちに心を蝕みます。
ではどう対処すれば、良いのでしょう?
【緊急はないが重要なこと】
別のブログでも書きましたが、私たちは緊急なことを、まず優先します。
「当たり前じゃない。」と思うでしょうが、『7つの習慣』の中で、著者のスティーブン・コビーは、「緊急ではないが、重要なこと」を後回しにしてはダメだよ、と言っています。
有名な本なので、お読みになった方も多いでしょうが、大事なことなので、一応また申し上げておきますね。
スティーブン・コビーによると、人間の行動は以下の4種類になると言います。
1.「緊急で、重要なこと」
例えば、締め切りのある仕事、家族がケガをしたので病院に駆け付ける、店先でお客様が怒っているなど。
そりゃあ、最優先に決まっています!
2.「緊急ではないが、重要なこと」
転職のための勉強、教養を積むための読書、代謝を良くするためのウォーキングなど。
確かに大事なことばかりですが、取り掛かるのも続けるのも、大変ですよね💦
3.「緊急だが、重要ではないこと」
殆どの会議や報告書の作成。思い付きで、上司に呼ばれる。突然ママ友と会わなくてはならなくなった、など。
うーん、確かに重要ではないこともありそうですが、だからと言って無視したり拒絶するのは、至難の業。
なかなかそんな度胸は、ありません・・・。
でも、時間もエネルギーも、かなり使いそうです。
4.「緊急でも重要でもないこと」
自分にとってどうでも良い人との儀礼的なおしゃべり。ネットサーフィン。ゲーム。
大して興味もないけれど、つい見てしまうテレビなど。
時間のムダだということは、わかっていても・・・、という行動ですね。
楽なので、思わずそっちへ流れてしまいがちなことが、大抵これに当たります。
私を含め大抵の人が、1→3→4→2の順に行動するのではないかと思いますが、本当であれば、1→2→3→4であるべきなのも、わかっているはず。
そしてこの「今年こそは、この結婚生活をどうにかする。」は、当然のことながら、緊急ではないが、重要な2.に当てはまります。
【はっきり、スッキリ過ごせるように】
例えば、
「夫ともっと仲良くなる」
あるいは
「結婚生活を続けるけれど、割り切って心の中では見切ってしまう」
もしくは
「別れる準備をする」
どの決断を選ぶにしろ、モヤモヤしたまま過ごすより、よく考えて問題をはっきりさせるほうが、よほどスッキリした気持ちで日々を過ごせます。
だから後回しにしてばかりいては、ダメ!
どんなにこんがらがっているように見えても、1つずつ分けて考えていけば、解決に近づいていくことができます。
そうですね、例えばまずは、夫と自分の性格分析から。
自分自身や家族など、身近な相手であっても、案外わかっていないところがあるものです。
今年こそは、晴れ晴れ暮らすことが出来るように。