【「ここは○○入らないこと!」】

この間、本棚に差してあった古いファイルを整理していたところ、息子の字で「ここは○○(自分の名前)入らないこと!」と大きく書いた紙が出てきました。

恐らく小学校高学年か、中学の初め頃に書いたものと思われましたが、書いた意図が全くわからず・・・。

私たち両親に向けて、「自分以外は入ってくれるな!」ということならばわかりますが、自分で自分に向けて書いたということになると、「これはいったい、何のために??」と、首を傾げるばかりです。息子に聞いてみても、よく覚えていないらしく、「うーん・・・?」と唸ってお終いでした。

いったい何が言いたかったのやら、結局よくわからずじまいです。

 

【・・・で結局何が言いたいの?】

しかし、この「いったい何が言いたいのやら・・・」というのは、この時に限らず(^_^;)

人見知りではあるものの、小さい頃からおしゃべりで、親しい友達や私たちとの会話では、決して口数が少ない方ではありません。

ですが、「・・・・で結局、何が言いたいの?」と言いたくなる話しぶりは、今も昔も変わらずです。

幼い頃から努めてたくさん話しかけ、絵本の読み聞かせも、随分長く続けたはずなのですが、結局全然話し上手には、なれなかったのね。(涙)

 

【女の子は既に2歳で一丁前】

まぁ息子のことはもとかく、確かに表現力には男女差があるようです。

振り返ってみると、すでに保育園時代から、男の子と女の子の言語能力の差は歴然です。

以前同僚が、「娘は2歳の時から、カミさんとドラマの感想を言い合っていたけれど、息子は同じ2歳になっても、『あ~』しか言わない。」と嘆いていましたが、まさにそれくらいの差があります。

さらに3歳にもなれば、既に女の子は、ほとんど一丁前です。「ダメでしょ!」とビシビシ具体的に指摘してくる女の子に対して、男の子はもごもご何か言い訳をするのだけれど、思い切り一蹴される、なんていう光景を、お迎えに行った保育園で、よく目にした覚えがあります。

 

【全然こちらに伝わりません!】

そう言えば、「テレフォン人生相談」という、ラジオの長寿番組がありますが、以前40代のご主人からの離婚相談で、回答者の女性弁護士さんが、こんなことを言っておられました。

「あのね、あなたからのご相談をいろいろ伺っても、奥様との状況が全然こちらに伝わってこないんですよね。まぁ、あなたに限らず男の方からの離婚相談は、言葉だけはたくさん並べても、みなさんそんな感じですけれどね。それに比べて、奥様からのお話は、大抵の場合、よーくわかります。」

そして続けて、

「つまりあなたは、奥様の気持ちをちゃんと把握してもいなければ、奥様に対しておっしゃることも、的外れなのではないですかね?」と舌鋒鋭く指摘していましたが、聞いていた私も「全く、その通りかも!」と納得。

 

【こうして夫婦の間はスレ違っていく】

つまり夫婦の問題は、そもそも男と女の認識や考え方に差があり、そこに男女の言語能力の違いが加わり、さらに結婚生活への関心の低さ(概して夫)や性格の違いも加味されて、収拾がつかなくなっていくのです。

 

もし離婚を避けようと思うのであれば、男女の認識や考え方の差、言語能力の違いを双方が知って、よく理解することです。

そして結婚生活への関心や、性格の違いについては、占いの出番かもしれません。「相手のことは、良くわかってる。」というのであれば、結婚生活を続けるにしても、離婚を決意するにしても、迷いは余り起きないでしょう。

でも「どうしようか?」あるいは「どうすれば良いか、よくわからない。」と感じるのであれば、一度占ってみることを、お勧めします。

 

次回は男女の認識や考え方の違いについて、お話してみたいと思います。