【数か月前には考えられない生活】

今年の梅雨は、うんざりするほど長く続きましたね。

肌寒い日も多く、夏が好きな私は「果たして今年、夏は来るのだろうか?」などと、いらぬ心配したのですが、8月に入って梅雨明けするや否や、これまでを取り戻すかのように暑くなりました。

余りに暑いので文を書く気にもなれず、昨日は今までため込んでいた、新聞の切り抜きを整理することに。

 

片付けつつ目を通すと、その中には企業のリーダーシップ研修の記事もあり、「チームワークをいかに発揮するか?」「チーム内で、定期的に360度フィードバックしあう」などと書いてあるのですが、これって、当分実現が難しいだろうな~と思わずにいられません。

ほんの数か月前まで、職場では当たり前のことでしたが、私たちの働き方はすっかり変わってしまいました。

 

 

【子どもが欲しいなら】

職種にはよりますが、在宅勤務が増えて家で働く時間が多くなり、また通勤が必要な人であっても、仕事の後で「ちょっと立ち寄ります♪」という機会はずいぶん減りました。

家で夫婦が顔を突き合わせる機会が多くなったことは、良いこともあり、またお互いにうんざりすることもありますが、少なくとも不妊治療中や、「子どもを作ろう。」と思っている夫婦にとっては、ある意味嬉しい生活様式の変化です。(収入の不安など、新たな悩みは増えたかもしれませんが。)

残業続きでは、家では体を何とか休めるのが精いっぱいで、赤ちゃんが出来やすい時期であっても、到底「妊活しよう」なんていう気にはなれません。

 

【夫婦のベクトルは?】

ただここで問題になるのは、夫婦が子どもを作ることを、それぞれがどう捉えているかです。

不妊治療をしているのであれば、夫婦間で熱意の差はあっても、少なくとも2人のベクトルは、「子どもを作る」ということに向いていると思ってまず間違いないでしょう。

ところが一方では、夫婦のどちらかが子どもを欲しいと強く思っているのに、片方が他人事のように思っているケースも多数あります。

アラフィフの夫婦でも、男性は女性よりも年齢にとらわれないので、のん気に構える傾向がありますが、女性はそうもいきません。最近は30代後半の初産が増えたとはいえ、子どもを産めるタイムリミットは迫っています。

 

【たくさんある夫婦間の問題】

夫婦間の問題は、言うまでもなくいろいろあります。

お金、仕事、家事の分担、子育て、双方の親のことなど。

どれも厄介かつ日々のことなので、お互い根気よく話し合ったり、試行錯誤しなければ解決しないことばかりです。

でも「子どもを作る、作らない」については、いつでも良いという訳にはいきません。

微妙で話にくい問題かもしれませんが、多くの人にとっては結婚の意義にも関わることです。

 

それなのに妻が子どもの話をしようとすると、夫が話を受け流す、席を立つ、露骨に話題を変える、イヤな顔をする。

どれも良く聞く話です。

 

掃除の分担ならば、イヤな顔をされても掃除機を押し付ければ済むかもしれませんが、妊活の場合は、そうもいきません。夫からの快い協力がなければ、まず実現不可能な話です。

 

 

【待っていないで手を打つべし】

こんな時に相手に何をどう話すかについては、また別の機会に譲りますが、夫がのらりくらりと逃げ回っているからと言って、ため息をついて、次の機会を待とう、なんていうことを繰り返していてはいけません。アラサー、アラフィフは社会の中核として仕事が忙しい年代ですから、あっという間に数年が経ち、女性の場合、子どもを産むのが難しい年齢になってしまいます。

 

もちろん子どもを持つ、持たないはそれぞれの2人の選択ですから、どちらが良いとも悪いともいう話ではありません。結婚同様、子どもがいてもいなくても、後悔する可能性も、また大です。

 

でもどちらにしても、お互いが納得しての結論であるべきなのは、言うまでもなし!

夫が子どもを欲しくないならば、話を1日延ばしにしないで、はっきり伝えてくれるべきです。それによっては、妻は別の人生を、考えなければならないかもしれません。

 

ちっとも埒のあかない夫であるならば、手遅れになる前に、占うことをオススメします。

 

・そもそも子どもを持つ気はあるのか?

・なぜそんなに、子どもを持つのを先延ばしするのか?

・夫の本心は?

・子どもが出来たとして、良い父親になれる可能性は?

・そもそもこの夫と一緒にいて、幸せになれるのか?

 

など、聞いてみるべきことはたくさん。

先延ばしにしないで、出来ることから手を打ちましょう。