前回取り上げさせて頂いた、いわゆる「ポテサラ論争」、当事者の男性は高齢でしたが、私たちのパートナーはどう捉えていうのでしょうか?

 

dancyu創刊から30年】

街の声を聞いてみると、高齢の男性は総じて「ポテトサラダくらい、主婦ならば作って欲しい。」と、発言しています。

 

確か、「dancyu」と言う雑誌が創刊されたのは1990年のはず。

創刊から30年経っているので日本の高齢者男性にも、例え薄く広くであろうとも、料理が定着していても良いはず、と思っていたのですが・・・。世の中、まだそんな認識なのね💦、と、個人的には結構残念な気がします。

このネーミングは「男子も厨房に入ろう」から付けられたそうですが、私の周りでは結構男性に幅広く読まれていて、10年余り前に亡くなった父も、面白がって眺めていました。

何歳であっても自分で台所に立つ人は、料理の大変さを知っているでしょうし、余り作らない人も、こういう本を手に取っていれば、「毎日の食事の支度って、結構大変なんだな。」と思えるでしょう。

 

とは言うものの、高齢であれば、今まで培った人生観を変えるのは難しいでしょうし、奥さまが隣でニコニコとしておられるのであれば、周りがとやかく言う必要はないかもしれません。(お惣菜売り場で、見知らぬ女性に暴言を吐かなければ、ですが。)

問題は、自分の夫、ないしはパートナーです。

 

【この分担で、あと何年一緒にいられますか?】

日本の家庭は、今や大半が共稼ぎです。

しかし家事の分担は到底5分5分どころか、お互いの収入比で見ても、全く不公平な現状です。新型コロナ以降、新聞にも散々書かれていますが、夫は結構参加しているつもり、妻から見れば、全くやっているうちに入らない。

では冷静に見るとどうかと言えば、平均すると日本の夫の家事貢献度はほぼ妻の認識通りで、先進国中で最低ランクです。まして生きていくうえで最も大事な「食」について、責任を持って担っている夫が、どれだけいるでしょうか?

このまま結婚生活を続けていくと仮定すればですが、アラフォー、アラフィフならば、あと数十年もあり、到底最後まで仲良く一緒に居られるとは思えません。

コロナで生活パターンが変化したのを機に、夫には少しづつでも、変わってもらう必要があります。

 

【目指すは「もこみち君」ですが】

一般に女の子は、小さい頃からママの真似が好き。そして親や周りの期待に応えようとします。

ところが一方男の子は、親の言うことなんか、右から左。(あくまで一般論です。もちろん、そうでないお利口さんの坊やもいます。)やりたいことは夢中でやるけれど、周りの事情は二の次です。

育つ途中で、もこみち君のように「料理ってカッコ良い!」とか、「自分の食べるもの位は、作れなくちゃね。」と思ってくれれば良いのですが、大人になるまで勉強やスポーツや趣味にだけ走って、生活力は片手落ちの男性は、日本の場合まだまだ世の中に沢山います。20代はともかく、30代以上は大半だと思った方が良いかもしれません。

 

【繰り返すことが大事】

夫が自然に変わってくれれば、それに越したことはありませんが、雷にでも打たれない限り、到底望めないでしょう。

ではどうすれば良いか、ですが、まずは妻がしつこく正論を繰り返すことです。もちろん嫌な顔をしたり、聞こえない振りをする夫は少なくないかもしれませんが、めげずにクールに、折にふれて繰り返すべし!

正論ですから、気後れすることはありません。

10回まではうるさそうにしても、静かに諦めずに、事あるごとに繰り返せば、100回目には今までと違うものが、相手の心に芽生えてくるはずです。反論されて、その場では言い返せなくても、諦めないで! これは生活の問題ですから、一緒にいる限りずっとついて廻ります。言い返す言葉を幾つか考えておいて、また次回に備えておきましょう。

「うちの母親は、そんなことを言わなかった。」などと、言い出す夫がいるならば、「私は妻であって、あなたのママではありません。」とはっきり、あるいはやんわりと伝えてあげましょう。夫婦の在り方なんて、時代によって、あるいは国に寄って、まるっきり変わるものです。お隣の中国などは、仕事と家事の双方において、高みを目指す男性が多いようで、これは羨ましい限りです。

 

【伝えることも大事です】

また私たち妻の方も、反省する余地は結構あるかもしれません。

頑張ることは大事ですが、周りと比べたり、キャパシティを越えて頑張りすぎるのは、考えものです。

例えばキャラ弁作りも楽しければ良いのですが、重荷になっていると感じたら、とりあえずはストップしましょう。忙しさも、時間の余裕も、その時々の事情で変わるものです。子どもにとっては、可愛いお弁当よりも、機嫌の良いママの方が嬉しいはず。

いつも良き妻であろうとしないで、担って欲しいことを家族に具体的に伝えましょう。例えすぐには期待できない夫であっても、伝えることは大事です。

 

【算命学を使って効果的に!

ただしどんな風に伝えるべきかは、人それぞれです。

できれば波風は少なく(お互い疲れていますからね。)、効果的に話したいもの。

 

人によって性格は違いますから

・はっきり正論を伝える。

・おだてる。

・クールに、あっさり話す。

・きっぱり、決然と。

・正義感に訴える。

・さりげなく。

など、さまざまです。

 

こんな時、特に役立つのが算命学です。

夫と妻の宿命を見ながら、どう話せばよいか、的確なアドバイスをしてもらえますよ。