【炎上したポテトサラダ論争!】

先日、ポテトサラダ論争がネットを越えて、テレビでも話題をさらいました。

 

ご存じない方は殆どいらっしゃらないかとは思いますが、一応お話ししますと、

 

スーパーのお惣菜売り場で年配の男性が、いきなり買い物に来ていたよその子連れの女性に向かい、「母親ならば、ポテトサラダくらい作ったらどうだ。」と言って立ち去ったそう。

言われた女性は、総菜パックを手にして俯いてしまい、それを見た投稿者の女性は、応援する気持ちで、2パックも買いました、と言うお話です。

 

これがTwitterに投稿されて反響を呼んだ訳ですが、私を含む多くの女性は、この話を聞いて、煮えくり返ると同時に、ため息をつきつつ「男の人って、やっぱり全然わかってないのねぇ・・・。」という思いも抱いたのではないでしょうか。

 

【どうして反発を買ったのか?】

この発言をした男性は、まさかここまで全国的に反響を巻き起こすとは思っていなかったでしょうが、いったいなぜ、こんなに反発を買ったのかを考えてみると、

 

失礼じゃない?

まず見も知らぬ女性に対して、その人の事情もわからずにいきなり説教とは、失礼である。

この男性、そもそも、人としてどうなの?という視点。

 

誰かに迷惑を掛けている訳でもないのに,何の権利があって、偉そうに他人に説教するのか?

自分の立場を勘違いしていない? 何様のつもり?

 

わかってない!

「ポテトサラダくらい」と言うけれど、ポテトサラダがどれほど手間のかかる料理なのか、この人は全く、わかっていない!

テレビが取材したところ、あるお惣菜店では、毎日約2時間かけて作っていました。

私も2週間に1回位作りますが、やっぱり時間が空いていて、なおかつ気合を入れられる時でないと、到底ポテトサラダは料理する気になりません。

 

「母親ならば」という発言。

この男性は、ポテトサラダのことを全然わかっていないが、さらに母親業がどれほど大変なのかも、全くわかっていない。

専業主婦であろうが、外で仕事をしていようが、実態として日本の女性は、子どもが小さいうちは本当に大変!

掃除、洗濯、料理、雑用いろいろ。

そして少しも目を離せない子どもの世話が、さらに押し寄せてきます。

しかも子どもはじっとしていないどころか、母親にまとわりついてきますから、相手もしてあげないといけません。

 

【そんな余裕はありません!】

元祖女子アナの南未希子さんも、息子さんがうんと小さかった頃、自分の食事を作る余裕など到底なく、インゲンを手づかみで食べて、とりあえず空腹をしのいだという話を、確かエッセイに書いていらっしゃいました。

 

うーん、その状況、よくわかります。私は両親が揃って飛んできて、競って息子の世話をしてくれたのでどうにかなりましたが、1人で頑張ろうとすれば、そうなります。

とてもじゃないが、「ポテトサラダくらい」なんぞ、子どもがある程度大きくなるまでは、作る余裕はありません!

 

こうしてみると、このポテトサラダの男性は、失礼な上に、何もわかっちゃいないところが、多くの女性の怒らせたと言えそうです。

 

そこで次回は、この発言を日本の夫に当てはめて、考えてみたいと思います。