【田辺聖子さんの一周忌が過ぎて】

作家として幅広く活躍なさった田辺聖子さんが亡くなられて、1年余りが過ぎました。

田辺聖子さんと言えば、古典、エッセイ、恋愛小説、伝記など、とても多くの分野を得意とされていましたが、中でも「男と女」については、並ぶものなし!

例えば、こんな一文を残されていますが、

「一緒に笑うことが恋のはじまりなら、弁解は、恋の終りの暗示である。」

 

うーむ。深い言葉だと思いませんか?

恋愛をしたことのある人ならば、ドキッと来る言葉ではないでしょうか。

 

【可愛らしさこそ男性の美点】

そんな田辺聖子さんは、「夫」「男」についてはとても温かい視線を向けていらして、対談では「男の人の最大の希望は『かまってほしい』ってことにあると思う。それを言いたいがために生きとンねん。」で答えています。そして多くの作品で「可愛らしさこそ、男性の最大の美点である。」と主張していますが、個人的は「確かに!」と納得です。

 

例えば共稼ぎで、夫婦の帰宅時間が同じような場合、ほぼ五分五分で家事を担当している夫婦が、日本ではどれくらいいるでしょうか?

20代であればそこそこいるかもしれませんが、アラフォー、アラフィフのご夫婦であれば、圧倒的に妻の方に負担がかかっているのが実情でしょう。

 

【なぜ妻は多くの負担を引き受けるのか?】

じゃあなぜ妻が多くの家事を引き受けているのかと言えば、人によってバラバラでしょうが、

 

・夫の方が収入が多く、家に妻よりも家計費を多く入れてくれる。

・自分の親がそうだったので、仕方なく。

・夫の家事能力が低く、任せておけない。

・放っておくと、何も(あるいはほとんど何も)しないから。

・夫の方が「妻がやってくれるはず」と期待している。

 

など、「家計に多く入れてくれるから。」という自主的な理由を除いて、外ではどんなに出来る夫でも、家では妻に大いに負担を掛けている、ということになります。

 

【夫の可愛らしさとは?】

アンケートを取ると、先進国で日本の夫の家庭での貢献度は、いつも最低の順位をキープしていますが、さもありなん、というところです。

もちろんゆくゆくは他国並みにレベルアップしてもらわないと困りますが、とりあえず3組のうち2組の夫婦が離婚せずに続いている理由の1つは、田辺聖子さんではありませんが、夫に「可愛らしさ」があるからではないかと、私は思っています。

 

何が夫の「可愛らしさ」なのか、についても、人によってまちまちでしょうが、理屈に合わないけれど、また結婚の時の約束とはだいぶ違うけれど、「しょうがないなぁ・・・。とりあえず、やってあげるか。」と、妻に思わせるものであるとも言えます。

 

【もうちょっとムリ!】

一方、妻に「あ、もうダメ!」「この人とは、ちょっと無理。」と思わせる夫の振る舞いは?言うと、例えば

 

双方ともリモートワークなのに、断りもなく自分の方が良い場所を使う、

同じだけ家にいて、食事の支度など家事を増やしているのに、知らんぷりをしている、

育児に関して親身にならない、あるいは自分に関係ないと思っている

イライラすると、暴言を吐くなど八つ当たりをする

 

など、家事、育児を中心にキリなくありますが、指摘しても「しまった!」と改善する気配ない、自分が悪いとは思っていない、さらに「自分の方が稼いでいるから、当然そっちがやるべきでしょ。」なんていう対応や発言をされた日には、到底可愛いとは思えず。

 

まして、お金を渡さない、何かにつけて妻に説教をする、妻を貶めるなどのモラハラ夫には、可愛げのカケラも見つけられません。そもそも結婚生活を続ける上で、論外だと言えましょう。

 

【迷う場合は占いで】

きっぱり「もう止める!」と決心がつくならば、迷う余地はないでしょう。

でも「どうかなぁ、この先やっていけるかなぁ・・・。」と迷うのであれば、占いを使ってみることです。

 

夫は本当はどういう人か?

この先、一緒にやっていけるかどうか?

私たち2人の行方は?

離婚したらどうなる?しないとしたら、どう?

離婚するなら、いつが良い?

 

などを知りたいのであれば、信頼できる占い師に相談してみることです。

そうすれば、自分では出せなかった答えが得られるでしょう。