結婚生活においてお金は大事なことなので、今回もまた借金の話です。

 

【自覚のない借金はとってもキケン!】

「借金は不必要であり、しかも危険である。」

前回のブログで、ご紹介したマイケル・マスターソンの言葉です。

不必要かどうかは横に置いて、まず何が危険かと言うと、「借金があると、精神的に負担で気持ちに余裕がなくなり、人生を前向きに楽しめない。イライラしがちで、怒りっぽくなる。」という点です。

こんな落ち着かない気持ちでは、仕事はもちろん、結婚生活にも良い影響があるわけがありません。

 

でももっと危険なのは、「借金をしている。」という自覚のない夫(あるいは妻)です。

 

もともとお気楽な性格で、借金があろうがなかろうが、心底気にしない人もごく少数ですが、いらっしゃるでしょう。

でも大方は気持ちの奥で気になっているけれど、あえて押し殺して、借金の事実を見ないことにしている、というのが本当のところです。

いずれにしても、このパターンはいつも気になって、イライラしているよりも、さらに問題です。

 

【カードローンの誘惑】

さすがに闇金(やみきん)からお金をつまんでしまったような場合は、「これはマズい!」という気持ちになって、何とかしようとするかもしれませんが、銀行のカードローンの場合はどうでしょう?

 

日頃テレビや雑誌、ATMコーナーなどでカードローンを、これでもか!とばかり、宣伝しているのを、よく目にしているはずです。例えば三井住友銀行ならば吉高由里子さん、みずほ銀行は井上真央さん、そして三菱UFJ銀行なら阿部寛さんなどの、人気のある有名な俳優さんたちが、にっこり微笑みながらオススメしてくれるので、私たちはついその気になってしまいます。

そのため、新しくカードローン口座を作っても、罪悪感を持つ人はまずいないでしょうし、怪しげな消費者金融からの借り入れのように、金融機関が共有する個人信用情報にとって、差しさわりのある履歴が(とりあえずは)残る訳でもありません。

おまけにカードローンには、便利な長所がたくさんあるのも、確かです。

 

【カードローンは確かに魅力的】

まずMaxで年収の1/3まで借りられますし、保証人も担保も不要。

使い道は自由だし、限度額の範囲内なら何回でも、借り入れも返済も可能です。

 

何て便利なんでしょう!

 

とりあえずカードローンの枠だけでも作っておこうか、と思うのは、もっともです。

人生、何があるかわかりませんから、そこまでは、ひとまずOK!

 

でも最近社会問題になっているように、つい使ってしまう人が多いのも確かです。

 

ではこんなにもイメージの明るい大手銀行のカードローンですが、いったい何が問題なのでしょう?

 

次回、それについてお話させて頂きます。