【住んでいない家は負債】
「やれやれ、結構長かった・・・。」
銀行で通帳を記入したところ、不動産会社から1年数か月ぶりでマンションの家賃が振り込まれていました。
数年前に私の父と母が相次いで他界し、今は相続した両親の家に住んでいるため、以前いたマンションは、賃貸に出していました。ここを借りて下さっていた方が引っ越しをした時に、マンションの管理会社と行き違いがあり、事態がなかなか進まなかったこともあって、解決するまでに要した期間は半年以上。
それを待ってリフォームをしたので、あっと言う間に1年余りが過ぎてしまいました。
マンションですから、空き家の間も毎月結構な金額が容赦なく口座から引き落としになります。
その時つくづく思ったのですが、誰も住んでいないマンションは、資産どころか負債でしかない!
住宅ローンの他に管理費、修繕積立金、固定資産税、そして火災保険だってかかります。
もちろんそれはマンションに付きものの経費として割り切っていたつもりでしたが、「結構なストレスだったなぁ💦」と、解消された途端に改めて実感しました。
【仕送りや借金】
よほど余裕がある人は別ですが、多くの人にとって、日々生活するのに必要な費用以外にかかる出費は、精神的にとても負担に感じます。
例えば仕送りや借金がそれにあたるでしょう。
生活費であれば、何とか切り詰められます。食費だったら肉料理を減らす、見切り品を買う。
また光熱費の節約も、打つ手はいろいろ。
多くのサイトや雑誌で、紹介されていますから、みんな何かしら試してみたことはあるのではないでしょうか。
でも仕送りや借金は、そうはいきません。多くは毎月決められた額を、決められた日までに、きちんと払う義務があります。切り詰めることのできない出費というのは、何とも重苦しいもの。
まぁ仕送りは、相手にいつかは(恐らく)感謝してもらえるでしょうし、こちらの懐具合によって、多少送る額を減らすことはできます。もちろん法律上の義務もありません。
でも借金は大抵の場合、自分が決断した結果ですから責任を持って、元金の返済だけでなく、利息も併せて払っていかなければなりません。
【返済は最優先で!】
若い時の奨学金と、住居としての住宅ローンは仕方ないとしても、それ以外の借金があるのならば、旅行などの楽しみはもちろん、友人、知人とのお付き合いにかかる費用も後廻しにして、返済を最優先にするべきです。
奨学金の返済も、もしもあなたや夫が研究職でないならば、アラフォー、アラフィフの年齢まで抱えていてはいけません。(アメリカで教育を受けた場合は別ですが・・。教育費の高さは半端ではないですからね💦)
借金は、生活設計上はもちろん、精神的にも結婚生活に暗い影を落とします。
例え債権者に追いかけられるほどではなくても、気持ちに余裕がなくなり、人生を前向きに楽しめません。パートナーやその他の家族に対してもイライラして沸点が低くなり、何もなければ笑い飛ばせることにも、ついカッとしたりします。
もしかして、このブログを読んでいらっしゃる方の中にも、夫(もしくはご本人)の借金グセで悩んでいらっしゃる方がおられるかもしれませんね。
【大富豪も『借金はすべきでない』】
意外なことに、世界の富豪と言われる人の多くも、「借金はすべきではない。」と説いています。
例えば年商100億円以上の会社を2社、50億円以上の会社が2社、10億円以上の会社を10社以上保有しているアメリカの富豪、マイケル・マスターソンは『大富豪の投資術』という本の中で、繰り返し「借金は不必要であり、しかも危険である。」と書いています。
具体的になにがどう危険なのかは、次回のブログに譲りますが、そのほか156種類の業種のビジネスを革命的に成長させ、そのオーナーや起業家を億万長者にしてきた、やはりアメリカ人のダン・ケネディ(もちろん本人も億万長者でした!つい最近、亡くなられましたが。)も、『億万長者のお金を生み出す26の行動原則』を始め多くの著書の中で、「深層心理に影響が大きいので、借金をしてはいけない。借金は富を遠ざける。」と述べています。
【対処療法よりも、心の解決が先】
もしもあなたの夫やあなたが、すぐにカードローンなどの借金で、支払いをするクセがあるのならば、よーく考えなおすことです。
とは言っても、それが習い性になってしまっているから、借金を重ねるわけです。
ですから「次回から、出費を減らすには?」という対処療法的な向き合い方ではなく、「なぜ借金をしてしまうのか?」と、まずは心の奥底に焦点を当てて、考えることです。
借金の話は、なかなか周りに相談しづらいもの。親には心配をかけるので、最後まで打ち明けたくはないし、友達にも話しにくい問題です。
身近な人よりもまず相談すべきは、カウンセラー、牧師さんや僧侶、占い師など。
いろいろな面から角度を変えて、深く考えてみましょう。
占いであれば、性格に原因があるのか、あるいは潜在意識なのか、トラウマがあるのかなど、必要に応じて、多角的に観てくれます。
ファイナンシャルプランナーへの相談は、今後の方針や心構えが決まってから。
まずは根本的な心の問題を解決することから、始めましょう。