試合でミスが連鎖するチームに必要な1つの行動とは? | 研修講師が挑むスポーツリーダーシップ開発探求ブログ by AtoEパートナーズ

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「アスリートからアントレプレナーへ」をミッションに掲げ、スポーツ・リーダーシッププログラムによって、選手個々のリーダーシップ開発を行っています。リーダーシップ、組織開発、スポーツ教育について綴ります。

今日、サポートしている高校野球部の

練習試合2試合に帯同してきました。

 

結果は1勝1分け。

 

まあ結果はさておき、内容が良くない。

 

春の大会では、ミスが連鎖して負けて、本当に悔しい思いをした。

だからこそ時間をかけて自分たちの課題と向き合い、改善しようとした。

 

しかし、今日もエラーを1イニングに何度も繰り返す状態。

 

 

このままじゃ、課題を改善できない。

 

夏も同じ状態で負ける。

 

何が問題だ?

 

本質的な問題は何だ?

 

 

 

今までの経験と照らし合わせて、本気になって考えてみた。

 

 

その結果、僕の結論は、

 

リーダーシップを発揮する選手がいないこと

 

 

リーダーシップの定義は色々ありますが、

僕が某外資系研修会社で講師をさせて頂く時に使っている定義は、

 

「働きかけによって、相手の感情や思考に心理変化を起こし、

 相手の能動的な行動を引き出すこと」

 

要は、

 

誰かの主体的な働きかけ(言動)によりチームメンバーの行動に変化を起こす

 

ってことです。

 

 

今日の試合で言うと・・・

 

 

・誰かがエラーした時に、その選手に対して心理的に切り替えさせる声があれば、変わったかもしれない。

 

・連続してエラーした時に、ベンチから「このままじゃ春と一緒だぞ!」という声が

あれば変わったかもしれない。

 

・ピッチャーに「次、俺の所に打たせろ。俺がこの流れ止めるから。」という覚悟のある声があれば変わったかもしれない。

 

・監督に「この流れ止めてみせますので、俺出してください。」と直談判する選手がいれば変わったかもしれない。

 

 

そんな主体的な働きかけが、

試合に出ている選手、ベンチにいる選手から全く出ないことが

1番の課題です。

 

 

 

もちろん、メンタル的な話をすると、

 

1人ミスすると、皆がミスを続けないようにと守りに入ってしまう

 

というのが問題なんです。だから、

 

ミスが出た時ほど積極的な守りをしよう

 

というのが技術的な解決策ではあります。

 

 

だけど、そんなことは以前から言っていることで、

選手も皆知っていること。

 

 

これを解決するためにメンタルトレーニングをすることもできますが、

僕はチーム力を信じているので、チーム力で解決して欲しい。

 

 

つまり、

 

リーダーシップ行動を覚悟を持って1人1人が起こすこと

「オレがこのチームを変えてやる!」と思って、発言・行動すること

 

それができる選手が1人でもいれば、このミスの連鎖は格段に減ります。

 

 

あとはこのリーダーシップ行動をどう引き出すのか、ですが、

それはまたどこかで。

 

 

高校生にリーダーシップという高いレベルを求めますが、

僕は選手を信じていますし、人の可能性も信じているので、

勝つために必要なことであれば、その可能性を追求しようと思います。

 

 

そして、夏を獲ります。

 

 

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