陸王 放送年:2017年10月~ 12月 製作:日本 評価:☆☆☆☆ 完了日:2017年10~12月 ラベル:企業再生エンターテイメント
走れ、陸王!!!
原作は、池井戸潤の同名小説より。TBS系列日曜劇場にて放送。
久々に観たいと思ったTBSの日曜劇場。骨太のドラマを流してくれるこの放送枠が好きだ。
第1話
初回、2時間スペシャル。
埼玉県行田市にある創業100年を越える足袋メーカー「こはぜ屋」。その社長を務める4代目・宮沢紘一(57歳、役所広司)。
ナレーション「ミシンも古いが従業員も古い」
(笑)(笑)(笑)
しかし、時代は変わり、足袋の需要は著しく減っていた。このままでは会社が危うい。
融資を受けているメインバンクからも会社の将来性を危惧して、新規事業を考えるよう提案されるのだった。
宮沢の息子で大学生の大地(山崎賢人)。就活中で、内定を得るまでとして、家業を時々手伝っていた。
宮沢は家族から頼まれていたランニングシューズを買いに行った際、ひらめきを得る。
地下足袋をランニングシューズに応用するのはどうだ。
メインバンクの担当者・坂本さん(風間俊介)がめっちゃ良い人そう。親身になってくれる。でも、その上司がめっちゃムカつく奴。
まぁ、融資を焦げ付かせたら銀行側が大打撃を受けてしまうから、慎重になるのは仕方のないことだけど。
走るとはどういうことか。それを知るためにも、宮沢親子は愛知県で開催される国際マラソン大会を見学しに行くことに。
注目の日本人選手・茂木(竹内涼真)が使用しているシューズ。そのシューズを提供しているメーカー・アトランティス社とこはぜ屋は将来、ライバル関係になりそう。
先代の代から仕えている古参従業員・ゲンさんから待ったが入る。先代もランニングシューズに着手したことがあるが、様々な問題から結局手を引いた過去がある、と。
でも、このままではじり貧だ。
ランニングシューズ開発の日々が始まった。
作っては改良し、また作っては改良する。時には専門家の意見も交えて。
しぶしぶ了承したものの、ゲンさんは心から納得してはいない様子。足袋屋は足袋屋のまま、足袋を作り続けていればそれでいいじゃないか。
下手に新規事業にこだわって企業生命を縮めてしまうより、いままで通りのことをしてさえいれば、あと10年くらいは持たせることができるじゃないかと。
でも、それってワクワクしないよね。
それに、廃れていくばかりの様子をただ黙って見ているのは、ご先祖様たちに申し訳ないと思わないか。
パートのおばさんたちの中でのリーダー格のおばさんが社長を支えるポジションにいる。そこは社長の奥さんじゃないのか。このおばさんのおかげで社長が頑張れてるところがある。
コンペの結果を知らせる電話を取る時のあの社長の素早さといったら。早っ!?( ; ゜Д゜)
劇中歌『Jupiter』のカバー曲というチョイスが謎すぎる。合って無くね?
やる気のある人間が潰されて、前例ばかりに囚われて挑戦しようともしない人間ばかりが温存される。世の中とは、なんて歪んでいるのだろう。
よっしゃ!ムカつく上司をギャフンと言わせてやったぞ。島流しにした罰だ( ゜д゜)、;'.・ペッ
第2話
1週お休み。
見逃したー!
と思ったけど、「TVeer」で見逃し配信やってたので、それで観た。
担当者の坂本さんの置き土産、「シルクレイ」。軽くて弾力性&耐久性がある。これをシューズのソールに応用できないか。
しかし、このシルクレイの特許を持っている飯山産業は2年前に倒産していた。
ここでもパートのおばさんによるナイスアシスト!
反対にゲンさんは心配性。
出た❗引きこもり元社長・飯山(寺尾聰)。
「会社が倒産するっていうのは、地獄だぜぇ」
そーですね。まさに地獄。
就活が上手くいかない宮沢の息子・大地。自分も同じ道を通ってるから、見てて辛い。
初めは自分がやりたいこと、入りたい業界に絞って就活するものの、それがすんなり上手くいくことはない。これではいけないと次第に業界を広げていくが、それでも上手くいかない。
落ち続けていると、もはや自分が何になりたいのか、何をやりたいのか分からなくなってくるのだ。落ち込むし。
アトランティス社と茂木との間に入る亀裂。スポンサー契約を一旦切られたのだ。一度怪我をするとクセになりやすい。茂木は新しい走法を身につけようと試行錯誤するが、なかなかそれが出来ないでいた。
しつこいな、宮沢社長も(笑)
果たして、宮沢社長の思いは飯山に通じるのかーーー?
また出た、「Jupiter」。だからなんでこれやねん。
今回も号泣してた。心が弱ってたこともあるけど。
第3話
新たな仲間が加わった。飯山元社長である。
ゲンさんとの対立が深まっていく。そして、息子・大地との溝も広がっている。不器用だねぇ。
とうとう茂木選手がこはぜ屋のシューズ試作品第1号を履いてくれた。が、ソールが柔らかすぎてレースでは使えないという。
茂木選手が試してくれたことをまったく知らないこはぜ屋一行。新素材シルクレイを使ったソール開発に力を入れ始める。
目的に合った硬度のシルクレイを作るのには、時間がかかる。開発担当の飯山元社長と大地はなかなか成果が出せずにいた。
そんな中、こはぜ屋に転機が訪れる。
開発って大変だ。もっと別の視点や観点、発想が必要になってくることあるんじゃないかと思う。ずっとそればっかりやっていると、考えが狭量になっちまうもんだからな。
ソール開発だけではなく、資金調達においても難題が山積だ。宮川社長はこれらにどう対応していくのか?
だからなんで「Jupiter」なんだよ!(3回目)
第4話
裏番組で『シン・ゴジラ』やってた。
適切な固さのシルクレイが完成した!
茂木選手は今後の選手生命としての決断を迫られていた。
お前の代わりなんて、いくらでもいる。
なんて酷い言葉だ。村野さん(市川右團次)ほどの、これほど凄いシューフィッターの代わりなんている訳ないだろ。
口先ばっかの大人(会社)って汚ないわぁー。会社だって慈善事業じゃないとは言え、これではあんまりだ。
村野さん・・・・!!(。>д<)
次々と仲間を身につけていく。まるで『少年ジャンプ』みたいだ。
信頼・信用の力って大きいなぁ。顔パスだぜ。
苦労が報われた瞬間。ここまで来るのが長かった!
ニューイヤー駅伝の出場選手を決めるトライアル。
アトランティス社とこはぜ屋の一騎討ちでもある。
後半へ続く