図書館戦争 LIBRARY WARS 公開年:2013年4月27日 製作:日本 評価:☆☆☆ 完了日:2015年10月4日 ラベル: アクションドンッ










原作は、有川浩の同名小説より。





1989年、正化を元号とする架空の日本。


メディア良化法が成立し、国民に悪影響を与える恐れがあるメディアが片っ端から取り締まられる時代。


2004年正化16年。それに対抗するため、図書隊なるものが結成された。それは、本を読む自由を守るために立ち上がった組織である。


正化31年。笠原郁(榮倉奈々)は、そんな図書隊に助けられた経験があり、彼らに憧れて彼女もまた図書隊に入隊した若者である。





堂上(岡田准一)は、郁の教官だ。非常に厳しいタイプの男のため、郁は彼のことを毛嫌いしている。


残念ながらさ、厳しく規制されればされるほど、そういうものは深く地下に潜るものだよ。それが世の中の常っていうもんだ。


郁の同僚で親友の柴崎を演じるのは栗原千明。うん、ちょっとキツい感じが彼女のイメージぴったりだ。


本のページを無断で切り取っていた男を確保する時の堂上教官の手法が鮮やかだ。お見事!





ある日、図書隊が運営している図書館に良化隊が強制的に検閲にやって来た。一触即発の事態。郁たち新人にとって、初めての戦闘だ。


この戦闘がきっかけで、登場人物それぞれに思うところがあったようだ。気づいたこと、考えさせられたこと。





「今回は、仕方ないんじゃない?」

・・・やべぇ。このセリフ、田中圭のしゃべり方がなんだか、オネェに聞こえたぞ。気のせいかな?


本が入った段ボールの受け渡しも、「重いぞ」と言っておきながら、すっごく軽そうに見えたんだがな。腰が入っていない!やり直し。




あーぁ。こんなに銃弾を撒き散らして、いったい何がしたいんだろうね。良化隊に所属している隊員のみなさんだって、面白い本を読みたいでしょうに。


そうだ。本を燃やされる前に、図書を電子化しちまえばいいんだ。そして暗号化。これで全部解決、オールオッケー👌





郁に告白してきた手塚(福士蒼汰)の存在が、後半になったら無きものにされておる。お前が入り込む余地なんか、最初から無かったと言うことだよ。かわいそ、手塚。当て馬、手塚。


いやー、堂上教官のアクションシーンにはシビレますね(>_<)





原作は読了済み。ただし、一巻のみ。原作は、有川浩お得意の甘々展開ばかりがクローズアップされてるような気がして、なんかふわふわしたファンタジー的な作品として受け取っていた。


映画は違ったね。団体戦による戦闘シーンの描写を観ると、原作で受けた甘々イメージは吹っ飛びましたな。原作だけだと、緊迫感に欠けていたような感じだったから。BGMも重厚で良かった方だ。