RDG レッドデータガール 2巻 はじめてのお化粧 著者:荻原規子 出版社:角川書店 出版年:2009年5月28日 評価:☆☆☆ 完了日:2014年4月30日 ラベル:ファンタジー![]()
1巻の感想はこちら
→読書感想文 荻原規子『RDG レッドデータガール はじめてのお使い 1巻』
前作で泉水子は、友達と同じ地元の高校に通いたいと希望していたが、父・大成の登場によって却下されてしまう。彼は、大都会・東京にある鳳城学園を勧めるのだった。
本作は、学園への入学手続きから始まる。知らない土地、知らない人たちに交じって今後生活していかなくてはならない。気が重くなる泉水子。
学園には寮があり、泉水子はそこに入る。同室になったのは、宗田真響(まゆら)という才色兼備な女の子。中学の時、学年二位の学力の持ち主だったという。彼女には同い年の弟がいる。宗田真夏。馬が大好きで姉とは違い、勉強が嫌いなマイペース男子。
入学式前、自習していた泉水子たちに接触を図って来たのは高柳一条という男子。中学時代の同級生・和宮さとるに似た雰囲気を持つ。
以上が中心となって、泉水子の学園生活が幕を開ける。
人の多さに慣れてはいないとはいえ、四六時中おどおどしっぱなしの泉水子。そのうち胃に穴が開くぞ。
学園を牛耳ろうとする高柳一条とそれを阻止したい真響。一条派と真響派が対立を深めていく。
結局のところ、全体像を掴んでいる人間なんて、子どもたちの世代では誰もいない。どういうことだと、謎が謎を呼ぶのだ。泉水子自身も自分のこと何ら分かってないことだしな(子ども世代とか親世代とか『ハリーポッター』みたいだな)。
腰まで届く長い三つ編みの髪、母からもらった赤いフレームのメガネ、泉水子が泉水子である理由・・・・。全てはつながっており、そうそう簡単に変えたりしちゃいけないもの。気分転換にイメチェンしようなんてもってのほかなのさ☆
この2巻でタイトルの意味が明らかになる。
・・・・なんですと!?数が減ってきてるからと言って、ある種の人間を保護するだなんてRDA(レッドデータアニマル)やRDP(レッドデータプランツ)と同じくくり!?
泉水子の母・紫子が生きてるうちは大丈夫だとお手伝いさんは言っていたけど、すでに泉水子に累は及んでいると思うんだけど・・・・。
どこにでも出没する雪政。同級生に比べると大人っぽい感じの深行だが、父親にかかれば「まだまだ青いね」だそうで。こんな調子じゃ、いつまでたっても深行くんは雪政に勝てそうもないね。
おどおど泉水子はここで少しずつ変化を見せ始める。ついに自分で何かを選び取るということをするのだ。前半ほとんど空気なんだけどな。主人公のくせして、あれ?泉水子どこ行った?となっていた。
雪政の再登場でそれまで打ち解けかかっていた泉水子と深行の仲が急速に壊れてしまう。おい、雪政何してくれとんねん。
疎遠になる泉水子と深行。
日舞を習ってみようかと決めた泉水子。どこかへ誘おうとする生徒会長の如月・ジーン・仄香と舞踊の師匠である村上穂高。怪しい動きを見せる二人の元へ深行が駆けつけてきてくれた。この時のシーンが良かった。
これで何かが決まったらしい。泉水子と深行は実質パートナーになったということか・・・・。
アニメ公式サイトを見たら、雪政が想像してた以上にチャラくて吹いた。
『ダ・ヴィンチ』2013年5月号に3ページ分の特集あり。
